...化合語とは、二つ以上の漢字があわさって一語を作ることです...
...経済学の一語として農業恐慌が発生すると農業の生産・販売に対する需要が減り、深刻な状況になります...
...しかし倉地は反対に葉子の一語一語に酔いしれて見えた...
有島武郎 「或る女」
...見向くでもなければ一語を交すでもない...
石川啄木 「病院の窓」
...一語々々をはっきりと発音しました...
梅崎春生 「Sの背中」
...彼は確かな声音で一語一語復唱した...
梅崎春生 「日の果て」
...そうしてそれで一語なり一句なりの調子ならびに意味に段落をつける...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...一語一語のアイデアが...
太宰治 「古典竜頭蛇尾」
...息を凝(こ)らしてその体(てい)をながめて一語を出す者もありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶望の一語をもつて報いられる外はないであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...この音響の洪水からは一語として拾ひあげられ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...Sさんの一語は鉄のやうに重くなつてゐる...
北條民雄 「童貞記」
...――ときには僕はその文句に「女のひとよ」という一語を自分勝手につけ加えて...
堀辰雄 「「美しかれ、悲しかれ」」
...この詩を見つめてゐるとその一語一語が切なく顫へてゐる...
堀辰雄 「「鐡集」」
...それぞれ一語で犬が怪しんで吠えたとか...
南方熊楠 「十二支考」
...老人は一語ずつ区切って...
山本周五郎 「新潮記」
...(七月二日)(三)帽も服装も英国の女のは日本の上方(かみがた)言葉の「もつさりして居る」と云ふ一語で掩(おほ)はれる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...わざと一語を措(お)いて...
吉川英治 「私本太平記」
...亡君という一語が洩れると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ご赦免――という一語にも...
吉川英治 「源頼朝」
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