...化合語とは、二つ以上の漢字があわさって一語を作ることです...
...経済学の一語として農業恐慌が発生すると農業の生産・販売に対する需要が減り、深刻な状況になります...
...周囲には一語も聞き落すまいとして...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「あの時分はツルゲーネフを崇拝して句々皆神聖視していたから一字一句どころか言語の排列までも原文に違(たが)えまいと一語三礼の苦辛(くしん)をした...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...七日七夜地に坐して一語をも発しなかったというのは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...何も大尉さん一人で公爵をいじめていらっしゃるんではないんです」「強請(ゆすり)かな」という一語がつづいた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...一つの史料を取扱いその一語一字を解釈するに当っても...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...「えッ! 捕まったって? どこにいます? それでは?」「ここにいます」「ここに? どこです?」「今現に我々と一緒にいます」大佐はこの一語にカッとなって...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...静かに一語一語を離して...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一語一語ゆっくりと答えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...黒船の来襲、これを、小太、誰が救う?」「手前の踊で――」と、南玉が云って瀬田の橋から見渡せば矢走の船も、帆をハリスと、口吟(ずさ)みながら、それでも、その眼は、情熱をもって、益満を凝視していたし、その耳は、一語を、一句を、頭の中へ、滲ませていた...
直木三十五 「南国太平記」
...伊太夫のその悩みを一語で言ってみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...最上の戦には一語をも交うる事を許さぬ...
夏目漱石 「虞美人草」
...「少し理窟(りくつ)ッぽいのね」この一語を聞くや否や...
夏目漱石 「明暗」
...僅(わず)か一語の意味にさえも...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...この一語によりてマルクス主義文学に於ける政治的優越性が消散してしまふやうに説いてゐるのは甚だしい間違ひである...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...悠(ゆる)りとな」「ぜひ、参ることになりましょうな」利家は、門まで秀吉を送り出しながら、なお一語、云い足した...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのあいだ一語も発しないのが常であった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...筆をとってみると一語さえも書くことはできない...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
...衣食に心を煩わすなかれ」の一語につきる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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