...化合語とは、二つ以上の漢字があわさって一語を作ることです...
...経済学の一語として農業恐慌が発生すると農業の生産・販売に対する需要が減り、深刻な状況になります...
...僕の東京を弔(とむら)ふ気もちもこの一語を出ないことになるのでせう...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...とつめたい一語を残してあのガランとした裁判所の入口から出てきた時...
池谷信三郎 「橋」
...二人は蒼白(そうはく)の顔を私の方へもたげたまま一語も発しはしなかった...
海野十三 「空中墳墓」
...一時間とたたないうちに君たちの言ったことを一語も残さずみんな知らせたんだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...私の番頭に今一寸一語(ひとこと)か二語(ふたこと)云ってやることが出来たらとそう思ったので...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...また彼等の中の誰とも一語を交(かわ)しもせずに...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...一語一語を分けるように...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しかし彼は自分を通りこしてかわされてる話の一語をも聞きもらさなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一語一語考えるように云うのだった...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...この一語は、少なからずお君の胸を騒がせました...
中里介山 「大菩薩峠」
...……」お前のそういう一語々々が私の胸を異様に打った...
堀辰雄 「楡の家」
...この一語のうちに東洋と西洋とにおける別々の觀念を一つに結び合はせて表はしたものだ...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...一語一語、それはそつくりそのまま私には眞實でした...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...一語一語に生なまとした感覚が感じられる...
山本周五郎 「新潮記」
...もう一語(ひとこと)」湯前神社の杉木立(すぎこだち)の暗を...
吉川英治 「江戸三国志」
...わざと一語を措(お)いて...
吉川英治 「私本太平記」
...慎んでその一語一語も聞きもらすまいとしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...また一語を誰へともなくぶつけた...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??