...化合語とは、二つ以上の漢字があわさって一語を作ることです...
...経済学の一語として農業恐慌が発生すると農業の生産・販売に対する需要が減り、深刻な状況になります...
...その母親の言葉に『これは澄子の志しなんですよ』といふ一語がありました...
石川三四郎 「浪」
...正造の壮重な一語は撃柝のように満場を緊張させた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...余ハ箝黙シテ不三敢テ出サ二一語ヲ一...
京山人百樹 「北越雪譜」
...邦語の語法の許す限りは原文の一語をも忽かせにせざらんことを努め...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...今や彼の生涯は次の一語につくされていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...西に富士ヶ根東に筑波(つくば)の一語は誠によく武蔵野の風景をいい尽したものである...
永井荷風 「日和下駄」
...この「失敗(しま)った!」の一語が...
中里介山 「大菩薩峠」
...冷たい一語の思いがけない抜討ちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は涙(なみだ)と涙(なみだ)の間(あひだ)をぼつ/\綴(つゞ)る三千代の此一語を聞くに堪えなかつた...
夏目漱石 「それから」
...平岡は堅く唇を結んで代助の一語一句に耳を傾けた...
夏目漱石 「それから」
...はじめからしまいまで一語(いちご)も言わずに...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...しかし「判事!」と叫んだ一語のために...
平林初之輔 「予審調書」
...しかも作者の生きてゐるうちは一語も発せぬ批評家を前にして...
北條民雄 「独語」
...その能立の「ドラマ」の一語數義なるが如し...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...殆んどその一語一語を...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...来るも去るも「静」という一語に尽きる人だった...
吉川英治 「黒田如水」
...挙止一語半句、みだりにも笑わず、かりそめに戯れない...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのあいだ一語も発しないのが常であった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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