...彼は一言一句嘘をついているとわかった...
...私たちは一言一句彼女の話を聞いた...
...彼女は一言一句真実を語った...
...一言一句聞き取るのが難しい英語の本を読んでいます...
...彼女は一言一句を大切にする文章を書きます...
...返璧(たまがえし)の里に雛衣(ひなきぬ)が去られた夫を怨ずる一章は一言一句を剰(あま)さず暗記した...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...一言一句が心に沁み涙なしでは聴いていられなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一言一句も聞きもらさじと待っていなければならない...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...一言一句そのまんま私は記憶して居ります...
太宰治 「葉」
...ぼくにしてみれば、話の最中ふりかえって此方(こちら)をみる、クルウの先輩達(せんぱいたち)もいるし、それでなくとも、氏の一言一句が、ただ、ぼくに向っての叱声(しっせい)に聞え、かあッと、あがってしまうのでした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...あの中の一言一句にも...
田山録弥 「或新年の小説評」
...自分やあなたの一言一句を片っぱしから捕(つか)まえて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...役者の言葉を一言一句聞きのがしてはならない...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...たいへんなことです!』と一言一句につけ加えていたが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一言一句も吐かない...
中里介山 「大菩薩峠」
...しっぽを掴んでやる」第二十四章話の一言一句がはっきり聞こえた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...一言一句にぞくぞくして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...不世出の名人が一言一句に擒(とりこ)となったお客たちは...
正岡容 「圓朝花火」
...その一言一句においてまで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...又平の吃りに特別念入りの引きどもで一言一句五体をふるわして絞り出す必死の苦しみ...
山本笑月 「明治世相百話」
...Aの言葉が一言一句...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...うわの空に出る一言一句とも思われません...
吉川英治 「江戸三国志」
...年はまだ三十になるまいが、粗野な性格を無理に抑えて、もっともらしい会話をしながら、一言一句にも、千蛾(せんが)老人の信用をうることを忘れていません...
吉川英治 「江戸三国志」
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