...彼は一言一句嘘をついているとわかった...
...私たちは一言一句彼女の話を聞いた...
...彼女は一言一句真実を語った...
...一言一句聞き取るのが難しい英語の本を読んでいます...
...彼女は一言一句を大切にする文章を書きます...
...僕の人格は僕の書いた一言一句の責任からも脱れることが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...一言一句の区切りごとにワッワッという騒ぎであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一言一句も聞きもらさじと待っていなければならない...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...一言一句が胸に鳴り響いてくる...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...」女の語る一言一句が...
谷崎潤一郎 「秘密」
...自分やあなたの一言一句を片っぱしから捕(つか)まえて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...わたしの一言一句を重んじて...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...まあ、僕の一言一句を、彼等が争つて書き留めると云ふ風になるに相違ないね...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...如何に注意深き神経質を表するかを見よ其一言一句を苟もせずして勉て多弁の弊を避くるの...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...わたしは自分や相手のいった一言一句に注意を払って...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...演説の一言一句をききとった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...警部は一言一句に同意せざるを得なかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...不世出の名人が一言一句に擒(とりこ)となったお客たちは...
正岡容 「圓朝花火」
...雪之丞の、一言一句が、まるで、甘い、しかし鋭い、蜜蜂の毒針のようなものとなって、心臓の、奥深いあたりをまで、突き貫かずには置かぬ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...又平の吃りに特別念入りの引きどもで一言一句五体をふるわして絞り出す必死の苦しみ...
山本笑月 「明治世相百話」
...私が想像していたのと一言一句違わないといってもいい内容であった...
夢野久作 「冗談に殺す」
...一 諸民に対し、一言一句も、争ひ論ずるなかれ、わが知ることを、人の語るもおもしろきもの也...
吉川英治 「上杉謙信」
...エロアの一言一句はことごとく効果を生む...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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