...彼女との会話が尽きたら、一言もない時間が流れた...
...講演中の演者が急に話を中断して、会場に一言もない静寂が広がった...
...あの人は普段から一言もないので、話しかけづらい...
...注意書きを見ても、一言もないので何が問題かわからない...
...ミーティング中には、一言もないと誤解されないように、積極的に発言するようにしている...
...彼はそしてその答えに一言もないような気がした...
有島武郎 「星座」
...何物ぢやか分るものか!」「さう考へりやア一言もない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...山名宗三、今は一言もない...
江戸川乱歩 「接吻」
...実もって一言もない』といったことを夜どおし考えて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そう云われてみると私は一言もない...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...何と言われても一言もない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何と言われても一言もないよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一言もない姿です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――物事を隱さずに素直に言ふがいゝ」「ハイ」まさに一言もない幸吉です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「全く一言もないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがはフランス人だ! まったく一言もない! 何か一つ思いついたが最後...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...若しそれで君が我輩の忠告を怒(いか)るのならば、我輩一言もない、謹(つつしん)で罪を謝そう...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それは僕みたやうなひねくれ者にも、もう一言もない...
北條民雄 「書けない原稿」
...つて言へばなるほど僕は一言もないが...
北條民雄 「道化芝居」
...借金の下手な云いわけには、笑って、一言もない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一言もないわね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...またよけいなまねをするんじゃないのかい」「そう云われると一言もない」伊兵衛はまじめに低頭した...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...近ごろ心得ぬことではある」「…………」「なんでご返辞もないか」「…………」「うつむいたまま唖の如く一言もないとは...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索