...風起雲湧の中に漂う一葉の舟に乗って、夕日を眺める...
...一葉が熟語として使われる場合はありません...
...花郷(くわきやう)二兄と共に写し来れる一葉の小照(こでらし)を立てかけたり...
石川啄木 「閑天地」
...些細なものまで大切にする一葉の心がけは勿論...
伊庭心猿 「緑雨と一葉」
...坪内君が『桐一葉』を書いた時は団十郎が羅馬(ローマ)法王で...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...また一面において柿丘の病状は第三期に近く右肺の第一葉をすっかり蝕(むしば)まれ...
海野十三 「振動魔」
...一葉女史がかゝる町の中に住まむとは...
高山樗牛 「一葉女史の「たけくらべ」を讀みて」
...ほかに手札型・上半身の最近の写真一葉...
太宰治 「正義と微笑」
...一葉の恋文さえ書けなかった...
太宰治 「HUMAN LOST」
...ゆくりなく受取った百合(ゆり)の花の一葉の端書...
田山花袋 「蒲団」
...僕が草の一葉をも知りつくしてる牧場の中を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
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永井荷風 「自選 荷風百句」
...土手(どて)の短(みじか)い枯芝(かれしば)の葉(は)を一葉(ひとは)づゝ烈(はげ)しく靡(なび)けた...
長塚節 「土」
...一葉(いちよう)落ちてと云う句は古い...
夏目漱石 「野分」
...買ったり、もらったりしたコレクションには、小泉八雲、樋口一葉、夏目漱石、尾崎紅葉、正岡子規、島崎藤村、高浜虚子、巌谷小波などというのが主なものだ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...命の短い一葉女史の生活の頁(ページ)には...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...書洩(かきもら)してならない人に、樋口一葉女史、田沢稲舟(たざわいなぶね)女史、大塚楠緒子(おおつかなおこ)女史があるが余り長くなるから後日に譲ろうと思う...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...箱の底から一葉の紙片が現れた...
松本泰 「謎の街」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...一葉齋卜庵(ぼくあん)と名告つた...
森鴎外 「栗山大膳」
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