...俳聖・小林一茶の「天地はるかにして」は有名な句である...
...更に「カドデ」と言つた勢にはこれも亦「したたか者」だつた一茶も顔色はないかも知れない...
芥川龍之介 「続芭蕉雑記」
...たとへば僕も一茶(いつさ)のやうに交合記録を書いたとする...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...俳諧寺一茶(いつさ)は暫く問はず...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...えた村の空も一つぞ凧(いかのぼり)去来葛飾や江戸を離れぬ凧 其角美しき凧あがりけり乞食小屋 一茶物の名の鮹や古郷のいかのぼり 宗因糸つける人と遊ぶや凧 嵐雪今の列子糸わく重し人形凧 尺草(大正七年一月『趣味之友』第二十五号)...
淡島寒月 「凧の話」
...一茶(さ)もいっていますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...夜は読書、一茶を読んだ、私は趣味的に彼をあまり好かないけれど、彼の作品にはあたまがさがる(さげるのぢやない)...
種田山頭火 「其中日記」
...一茶の句に多少ある...
種田山頭火 「其中日記」
...一茶がおらがそばと自慢したゞけはある...
種田山頭火 「旅日記」
...字は此頃一茶を稽古してゐます...
徳田秋聲 「歯痛」
...看劇後新福亭に一茶して家に帰る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...俳諧寺一茶に対する執着は容易に去らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...一茶の句をすべて通覧してごらんになると...
中里介山 「大菩薩峠」
...一茶のあの土蔵も...
中里介山 「大菩薩峠」
...其に一茶店を得て憇ふ...
長塚節 「草津行」
...俗語を用いたる一茶のほかは漢語にも古語にも彼は匹敵者を有せざりき...
正岡子規 「俳人蕪村」
...俳句界第一の滑稽家として世に知られたる一茶(いっさ)は必ずまじめくさりたる人にてありしなるべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...一茶亭に入つたが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...一茶研究家から疑われている...
吉川英治 「随筆 新平家」
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