...彼は医師のできることが一義的に重要であり...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...第一義的に社会の欠陥にも触れる...
田山録弥 「三月の創作」
...そういう第二義的な弊が伴なうからと言って干支の使用が第一義的に不合理だという証拠にはならない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...決して一義的には科学的に決定出来ない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...第一義的に見て大して存在理由のなさそうに見える形式社会学も相当な存在理由を見出すことが出来るのであった...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...質と量との区別は決して一義的に決定出来る程明白ではないが...
戸坂潤 「科学方法論」
...常に一義的に決定し得られるべき性質を持っている...
戸坂潤 「科学方法論」
...因果律は「あらゆる時点に於て与えられたる関係とその時点に固有な変化との間には合法則的な関連がありそれがこの変化をこの関係の関数として一義的に決定する」ものとして表現されるのである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...批評家が作品の技術的成功不成功を説得的に且つ割合一義的に評価し得るためには...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...自己意識に裏づけられただけのものとして想定する道徳主義的な出発から一義的に出て来ることに過ぎなかったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それにも関らず直線は矢張り一義的に他の曲線と区別されるということは直線性が曲率に依存しないということを意味するのではないであろうか...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...正邪ということが第一義的に頭に働いて来ればよいのである...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...商業的価値が第一義的に置かれる...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...我々が一義的に見出し得るのは現象における法則であり...
三木清 「哲学入門」
...この技術的知性には神經系統の諸機能が一義的に相應してゐる...
三木清 「認識論」
...絶對的な全體のうちに於て一義的に位置付けられるといふことは...
三木清 「歴史哲學」
...それを一義的に種族闘争に求めたり...
矢部貞治 「政治学入門」
...能のヨサを第一義的に自覚するには...
夢野久作 「能とは何か」
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