...彼が言いたいことは一義的ではない...
...この言葉の一義的な意味は何ですか?...
...一義的に解釈すると、その意味は明らかです...
...一義的に考えると、この問題は簡単です...
...一義的な答えが見つかるまで、もう少し時間がかかるかもしれません...
...第一義的にはある筈がないと考へます...
芥川龍之介 「永久に不愉快な二重生活」
...何を批評上では第一義的とするか?――それは各人各説かも知れない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...それは第一義的に云つて見たので...
田山録弥 「小説新論」
...同じく一義的で必然的な連関を見出すのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...質と量との区別は決して一義的に決定出来る程明白ではないが...
戸坂潤 「科学方法論」
...さて、このプロレタリア的・マルクス主義的・社会科学の、一義的な唯一の、即ちそうした意味で客観性を有った、即ち又科学性を具えた、方法が、史的唯物論(唯物史観)であることは、今日広く大衆的に知られている処だ...
戸坂潤 「科学論」
...そしてこのことは一義的な客観的意味を持つことは出来ない...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...因果律は「あらゆる時点に於て与えられたる関係とその時点に固有な変化との間には合法則的な関連がありそれがこの変化をこの関係の関数として一義的に決定する」ものとして表現されるのである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...併し因果的に見るということは後のものを前のものの関数を現わす法則として見ることに外ならぬのであるが思うにかかる法則は独り後のものを前のものの関数として現わすのみならず又前のものをも後のものの関数として一義的に決定するものでなければならぬ...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...終局に於ては又は第一義的には...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この連関は例えて云えば数学的直観のように一義的で必然的でなければならないのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...第一義的の重要さを持たぬものも混ずるのは止むを得ないが...
中谷宇吉郎 「リチャードソン」
...そしてかうした第一義的の貴重な創作を見ることは...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...身體が來るべき完全なる永遠的存在に與かるか否かは第一義的重要性をもつ問題ではなくなる...
波多野精一 「時と永遠」
...第一義的な、根本的なものを欠いてゐる限り、それはマルクス主義文学の作品としては低く評価されねばならぬであらう...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...急に風俗小説のことを一義的に考へたりするのも...
牧野信一 「浪曼的時評」
...これらの諸内容はかかる全體のうちに於て理解的に全く一義的に決定された位置を占めるものとして...
三木清 「歴史哲學」
...それらの劇団の総意が命ずる所に第一義的に緊密に結び附いた演目の配列と言う事を指すのであるが...
三好十郎 「俳優への手紙」
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