...彼が言いたいことは一義的ではない...
...この言葉の一義的な意味は何ですか?...
...一義的に解釈すると、その意味は明らかです...
...一義的に考えると、この問題は簡単です...
...一義的な答えが見つかるまで、もう少し時間がかかるかもしれません...
...第一義的立場に於ては俳句も短歌もない...
種田山頭火 「其中日記」
...それが作者達の第一義的生命である...
田山録弥 「三月の創作」
...それは第一義的に云つて見たので...
田山録弥 「小説新論」
...もつと第一義的国民性を確(しか)とつかんでゐる...
田山録弥 「真剣の強味」
...その構造の如何なる部分に如何なる移動が起ったかが第一義的の問題である...
寺田寅彦 「地震雑感」
...第一義的に見て大して存在理由のなさそうに見える形式社会学も相当な存在理由を見出すことが出来るのであった...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...第一義的な問題となって...
戸坂潤 「科学方法論」
...さて、このプロレタリア的・マルクス主義的・社会科学の、一義的な唯一の、即ちそうした意味で客観性を有った、即ち又科学性を具えた、方法が、史的唯物論(唯物史観)であることは、今日広く大衆的に知られている処だ...
戸坂潤 「科学論」
...吾々にとっては第一義的な問題でなくてはならなかったのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...もし文化運動が政治活動の一義的決定と直接関係を或る限度までルーズにすることが許されるとすれば...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...科学特に自然科学の認識が最も組織的で単一義的で統一的な発展をして来たので...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...一義的であり得なくなって...
中井正一 「生きている空間」
...この象徴性は一義的直線的である...
波多野精一 「時と永遠」
...探偵小説として第一義的なものに成功したことになる...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...これらの諸内容はかかる全體のうちに於て理解的に全く一義的に決定された位置を占めるものとして...
三木清 「歴史哲學」
...絶對的な全體のうちに於て一義的に位置付けられるといふことは...
三木清 「歴史哲學」
...君達の芸術的意慾の第一義的な現われと見てよいのである...
三好十郎 「俳優への手紙」
...能のヨサを第一義的に自覚するには「日本人が...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
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