...彼が言いたいことは一義的ではない...
...この言葉の一義的な意味は何ですか?...
...一義的に解釈すると、その意味は明らかです...
...一義的に考えると、この問題は簡単です...
...一義的な答えが見つかるまで、もう少し時間がかかるかもしれません...
...沽ろうとした瞬間に美徳が美徳でなくなるという第一義的な真理を本能の如く知っているのは彼女だ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...それを持続してゆくうちに第一義的に向上することが出来るのではあるまいか...
種田山頭火 「其中日記」
...その構造の如何なる部分に如何なる移動が起ったかが第一義的の問題である...
寺田寅彦 「地震雑感」
...しかるに連句の場合にはこれが本質的な第一義的の主要素であってこれを取ってしまえば連句はなくなってしまうのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...第一義的な問題となって...
戸坂潤 「科学方法論」
...この場合の方法はそれ故一義的ではない...
戸坂潤 「科学方法論」
...殆んど一義的に一致したコースを踏んで発達して来ているので...
戸坂潤 「科学論」
...二点によって一義的に決定される要素之が線である...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...少くとも両者の間に何か一義的な区別のあることは誰でも認めなければならぬと思う...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...従って吾々はこの区別を無視して延長の一義的な概念を有つことが出来るであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...批評家が作品の技術的成功不成功を説得的に且つ割合一義的に評価し得るためには...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...時間を第一義的に例の現象学的時間と考えることから由来する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その第一義的価値も...
豊島与志雄 「形態について」
...第一義的の重要さを持たぬものも混ずるのは止むを得ないが...
中谷宇吉郎 「リチャードソン」
...より一義的な本質観によって解釈すれば...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...身體が來るべき完全なる永遠的存在に與かるか否かは第一義的重要性をもつ問題ではなくなる...
波多野精一 「時と永遠」
...これらの諸内容はかかる全體のうちに於て理解的に全く一義的に決定された位置を占めるものとして...
三木清 「歴史哲學」
...苦楽座の方針や演目は君等座員達の芸術家としての芸術的意慾を第一義的に具体化したものである...
三好十郎 「俳優への手紙」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??