...彼が言いたいことは一義的ではない...
...この言葉の一義的な意味は何ですか?...
...一義的に解釈すると、その意味は明らかです...
...一義的に考えると、この問題は簡単です...
...一義的な答えが見つかるまで、もう少し時間がかかるかもしれません...
...三宅氏の「第一義的の批評」を要求するのも恐らくは佐藤氏と大差ないであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...彼は医師のできることが一義的に重要であり...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...しかるに連句の場合にはこれが本質的な第一義的の主要素であってこれを取ってしまえば連句はなくなってしまうのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...第一義的に見て大して存在理由のなさそうに見える形式社会学も相当な存在理由を見出すことが出来るのであった...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...かかる諸運動の分類・相互関係・資格の相違・等々の観点に於てのみ第一義的に規定される...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...さて、このプロレタリア的・マルクス主義的・社会科学の、一義的な唯一の、即ちそうした意味で客観性を有った、即ち又科学性を具えた、方法が、史的唯物論(唯物史観)であることは、今日広く大衆的に知られている処だ...
戸坂潤 「科学論」
...の第一義的な場合でなければならなかった...
戸坂潤 「科学論」
...因果律は「あらゆる時点に於て与えられたる関係とその時点に固有な変化との間には合法則的な関連がありそれがこの変化をこの関係の関数として一義的に決定する」ものとして表現されるのである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...少くとも両者の間に何か一義的な区別のあることは誰でも認めなければならぬと思う...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...少くとも眼で見手で触れることの出来るもの――それが感性的なるものの第一義的特徴であると考えられる――は常に延長を有つ...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...自己意識に裏づけられただけのものとして想定する道徳主義的な出発から一義的に出て来ることに過ぎなかったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...同じく一義的で必然的な連関を見出すのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...であるから第一義的に物質と呼ばれるもの(第二義的以下に物質と呼ばれるものは沢山あるが)を研究対象とする科学である...
戸坂潤 「辞典」
...とにかく有難涙の溢れるほど自分の第一義的な理想を尊敬しているので...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...正邪ということが第一義的に頭に働いて来ればよいのである...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...それは一切第一義的な欲望に変わるのだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...そのうちに一義的に位置付けられたものは時間的の意味をもつのでなからうか...
三木清 「歴史哲學」
...私にとって第一義的に意味のあること...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
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