...彼が言いたいことは一義的ではない...
...この言葉の一義的な意味は何ですか?...
...一義的に解釈すると、その意味は明らかです...
...一義的に考えると、この問題は簡単です...
...一義的な答えが見つかるまで、もう少し時間がかかるかもしれません...
...始終第一義的に情実にまげられないやうに活きやうと努力してお出になるかたとしてはそれも誠に余儀ないことだと思ひます...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年一月号)」
...第一義的でなくて...
田山録弥 「三月の創作」
...それが作者達の第一義的生命である...
田山録弥 「三月の創作」
...芸術の根本義である第一義的のところまで進んで行くことが出来ない...
田山録弥 「小説新論」
...その世界のみが自分の第一義的な世界であり...
寺田寅彦 「科学と文学」
...惜しいことには物理学の第一義的根本知識の正しい理解が欠けているために...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...第一義的に見て大して存在理由のなさそうに見える形式社会学も相当な存在理由を見出すことが出来るのであった...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...殆んど一義的に一致したコースを踏んで発達して来ているので...
戸坂潤 「科学論」
...カントが時間及び空間を吾々に固有な性質によって与えられた表象形式でありそしてそれに特有の性質によって一義的な必然的に明白な命題が成立すると説いた事は反対すべくもない...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...因果律は「あらゆる時点に於て与えられたる関係とその時点に固有な変化との間には合法則的な関連がありそれがこの変化をこの関係の関数として一義的に決定する」ものとして表現されるのである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...併し因果的に見るということは後のものを前のものの関数を現わす法則として見ることに外ならぬのであるが思うにかかる法則は独り後のものを前のものの関数として現わすのみならず又前のものをも後のものの関数として一義的に決定するものでなければならぬ...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...従って吾々はこの区別を無視して延長の一義的な概念を有つことが出来るであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...吾々にとっては第一義的な問題でなくてはならなかったのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...現実の最も正しい即ち客観的で一義的な反映以外の何ものでもないからである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...どう展開するかということを一義的に予見することが時事的批評の役目なのだが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...宗教の第一義的な真理が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...探偵小説として第一義的なものに成功したことになる...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...我々が一義的に見出し得るのは現象における法則であり...
三木清 「哲学入門」
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