...彼が言いたいことは一義的ではない...
...この言葉の一義的な意味は何ですか?...
...一義的に解釈すると、その意味は明らかです...
...一義的に考えると、この問題は簡単です...
...一義的な答えが見つかるまで、もう少し時間がかかるかもしれません...
...しからば芸術における第一義の問題は何か...
伊丹万作 「映画と民族性」
...それが作者達の第一義的生命である...
田山録弥 「三月の創作」
...一番第一義的ではあるけれども...
田山録弥 「小説新論」
...実はその専門の学問の一番エレメンタリーな第一義がまるで分かっていないというスペシァリストは愚か大家さえ出来るという実に不思議な可能性が成立するのである...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...かかる諸運動の分類・相互関係・資格の相違・等々の観点に於てのみ第一義的に規定される...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之では吏道の折角の第一義が判らぬ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...しかし美くしいものや気高(けだか)いものを一義において人間を評価すれば...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...――第一義において活動せざるものは肝胆相照らすを得ずと...
夏目漱石 「虞美人草」
...なぜなら文學する精神の第一義で...
萩原朔太郎 「悲しき決鬪」
...より一義的な本質観によって解釈すれば...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...就中(なかんずく)私徳の盛んにしていわゆる屋漏(おくろう)に恥じざるの一義は最も恃(たの)むべきものにして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...讀む者を面白がらせるのが文章の第一義だと吉村忠雄氏又は次郎生が考へてゐるならば...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...私にとって第一義的に意味のあること...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...それらの劇団の総意が命ずる所に第一義的に緊密に結び附いた演目の配列と言う事を指すのであるが...
三好十郎 「俳優への手紙」
...人類の歴史を動かす第一義の要因を種族闘争に見出(みいだ)すものは...
矢部貞治 「政治学入門」
...観念や理想をかたちづくるものは常に第一義では有り得ない...
山本周五郎 「新潮記」
...なにしろ花田の兄も休さんも第一義で凝り固まってるんだからな...
山本周五郎 「風流太平記」
...長安を取る第一義になることである――と...
吉川英治 「三国志」
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