...一睡もする暇がなかった...
...疲れているので、ちょっと一睡してから出掛けましょう...
...朝のうちに一睡しておけば、夜更かししても大丈夫...
...一睡して気分がすっきりした...
...もう一睡したいけど、今日は仕事があるので我慢しなきゃ...
...一睡の夢の間にも...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...四日三晩のあいだ全くの一睡もしなかった...
上村松園 「健康と仕事」
...ゆうべも一睡もしなかったのだし……」「明日は議会がある...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そして一睡して眼を開けると...
田中貢太郎 「変災序記」
...今夜はとう/\一睡もできなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...殆んど一睡もしないと云っていいくらいに...
豊島与志雄 「好意」
...憔悴(しょうすい)しぼろをまとい疲れ切ってる防寨の人々は、二十四時間の間一食もせず、一睡もせず、余すところは数発の弾のみとなり、ポケットを探っても弾薬はなく、ほとんど全員傷を受け、黒くよごれた布片で頭や腕をまき、着物には穴があいてそこから血が流れ、武器としては悪い銃と古い鈍ったサーベルにすぎなかったが、しかもタイタン族のように巨大となったのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今や北上川の渡頭の辺(ほとり)に立って田山白雲が歌い出したのは(むしろ唸(うな)り出したのは)――「三代の栄耀(えいえう)一睡の中(うち)にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...さもなければ怜悧(りこう)な鮭(さけ)が澱(よど)みに隱(かく)れて動(うご)かぬ白晝(ひる)の間(あひだ)のみぐつたりと疲(つか)れた身體(からだ)に僅(わづか)に一睡(すい)を偸(ぬす)むに過(す)ぎないので...
長塚節 「土」
...吾輩は昼飯後(ちゅうはんご)快よく一睡した後(のち)...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...――お蔭で一と晩一睡(すゐ)もしなかつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...真夏の暑苦しい夜を一睡もせず明かしてしまった...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...僕はこの振り落されている箱のなかで夜どおし一睡もしない...
原民喜 「夢と人生」
...酔後の一睡を貪つてゐたところであつた...
牧野信一 「酒盗人」
...昨夜は一睡もしなかつたと云はれる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...「一睡のうちに、かかる神雲が、茅屋(ぼうおく)の廂下(しょうか)に降りていようなどとは、夢にもおぼえず、まことに、無礼な態をお目にかけました...
吉川英治 「三国志」
...ともあれ一睡をとるに急であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一睡はしているのに...
吉川英治 「平の将門」
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