...わざわざ一白舎へ二十銭の弁当を食ひに行つたら...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...卯(う)の一白(いっぱく)になります...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...「天地一白の間に紅梅一朶(いちだ)の美観を現出したるものは即ち我が新築の社屋なり...
石川啄木 「菊池君」
...「天地一白の間に紅梅一朶の美觀を現出したるものは即ち我が新築の社屋なり...
石川啄木 「菊池君」
...一白九紫を口にされる...
泉鏡花 「婦系図」
...関門日々新聞の九星欄を見ると、――一白の人、紅葉の美も凋落し葉を振ひ落せし如き日――とある、これではたまらない、何とかならないものかな、もつとも、私はいつも裸木だが!山の野菊(嫁菜の類)、龍胆がうつくしかつた、ひたゝきもめづらしく可愛かつた、この小鳥を見たのは何年ぶりだらう、山柿や櫨紅葉のよいことはいふまでもない...
種田山頭火 「其中日記」
...露一白(つゆいっぱく)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一白綿布を求めて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...卯の一白生地――大阪市南内安堂寺町父 ――惣八...
直木三十五 「著者小傳」
...第一白粉の濃い下女などを使つた覺えは無いぞ」馬場要はハタとガラツ八を睨み据ゑます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...第一白粉の濃い下女などを使った覚えはないぞ」馬場要はハタとガラッ八を睨み据えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おなじ巳でも一白や三碧とはちがひますの...
平出修 「二黒の巳」
...山も林も野も川も一白皚々たる雪景色に...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...跳びかかりそうな敵意を示す)成吉思汗(ジンギスカン)(静かに起って行って)太陽汗(タヤンカン)! (一白睨(ひとにら)みで...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...一白馬(はくば)の姫君「ニナール...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...そうして謀叛の企てを逐一白状していると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...戦争を忘れた平和な胃薬掘りの一白痴図が潜んでいたのだ...
横光利一 「夜の靴」
...一白い旋風(つむじ)を巻いて「戦(いくさ)」が翔(か)けてくる...
吉川英治 「日本名婦伝」
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