...如何(いか)にも一癖ありげな美人である...   
芥川龍之介  「続澄江堂雑記」 
...巡査は帽子の下から光る一癖ありげな怪漢の眼から視線を外(はず)さなかった...   
海野十三  「人間灰」 
...いずれも一癖ありげな名前をつけて...   
太宰治  「新釈諸国噺」 
...その奥座敷はしばしば一癖ありげな侍に借り切られることがあります...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...もうそこに一癖ありげな神主が...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...一癖ありげな顏附の男達の十餘人と...   
南部修太郎  「ハルピンの一夜」 
...すると参籠人(さんろうにん)が丸亀で一癖ありげな...   
森鴎外  「護持院原の敵討」 
...どことなく一癖ありげに見える……...   
夢野久作  「斬られたさに」 
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