...私は一番後しになつた...
石川啄木 「二筋の血」
...わたしが一番後に見た時には誰れかの大人下駄を穿いてゐた...
伊藤左千夫 「奈々子」
...一番後から乗ったのは...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...何よりもあの一番後の頁...
高田保 「貸家を探す話」
...ちびのティムも一番後から祝盃を挙げた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...一番後に来て下さいつて...
徳田秋声 「のらもの」
...一番後にゐたんだから……...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...魚釣の話が一番後(あと)に出たものだから...
中島敦 「環礁」
...ちょいとお顔を」一番後ろの方に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一番後に銅六が帰ったのだな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...癪(しゃく)にさわることに一番後で帰って来ている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは一番後で申上げます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尤(もつと)も一番後で五人の子供が空地の隅つこ一とかたまりになつて話してゐるのを見たのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「ところで、昨夜(ゆうべ)、一番後で、若旦那の姿を見たのは誰だ」平次は問を改めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼等の一番後になつて...
堀辰雄 「葉櫻日記」
...小説家は一番後からつづいた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...全体なら粉と焼粉とを篩(ふる)って玉子も黄身と白身と別に溶いて白身を一番後に入れなければならんが僕のは略式だ...
村井弦斎 「食道楽」
...一番後に聞いた人の方が一番始めに見た人よりもそれを確信することになる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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