...一番後の席にゐる身の丈抜群の巡査です...
芥川龍之介 「河童」
...わたしが一番後に見た時には誰れかの大人下駄を穿いてゐた...
伊藤左千夫 「奈々子」
...一番有益な金属が一番後に発見されて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...其一番後から降りやうとする子供を芳公は力まかせに突き落したのです...
伊藤野枝 「白痴の母」
...しかし丘陵を駈け下ってくる人造人間部隊の一番後方に...
海野十三 「人造人間の秘密」
...何よりもあの一番後の頁...
高田保 「貸家を探す話」
...腰掛の一番後ろの片隅に寄りかかって入口の脇のガラス窓に肱をもたせ...
寺田寅彦 「障子の落書」
...魚釣の話が一番後(あと)に出たものだから...
中島敦 「環礁」
...魚釣の話が一番後(あと)に出たものだから...
中島敦 「環礁」
...一番後は一昨日の通り番頭さん――」一歩踏み出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「兄さんは?」「一番後から出て來たやうです」裏口へ帶ひろ解けで出た半次郎の取亂した姿は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一番後で裏口から出たのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤(もつと)も一番後で五人の子供が空地の隅つこ一とかたまりになつて話してゐるのを見たのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一番後の手紙が来た晩ですね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...舐(な)め物を持つて一番後で行つた時は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一番後(うしろ)の子が...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...正三は三浦と一緒に一番後からしんがりの椅子に腰を下ろしていた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...一番後に下(さが)ってついて行き...
柳田国男 「山の人生」
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