...一番後の席にゐる身の丈抜群の巡査です...
芥川龍之介 「河童」
...私は一番後しになつた...
石川啄木 「二筋の血」
...一番有益な金属が一番後に発見されて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...其一番後から降りやうとする子供を芳公は力まかせに突き落したのです...
伊藤野枝 「白痴の母」
...一番後から乗ったのは...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...何よりもあの一番後の頁...
高田保 「貸家を探す話」
...一番後の車にはフォン・コーレンと補祭が乗っている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...一番後に来て下さいつて...
徳田秋声 「のらもの」
...魚釣の話が一番後(あと)に出たものだから...
中島敦 「環礁」
...二人は座蒲団(ざぶとん)を敷く余地もない一番後(うしろ)の方に...
夏目漱石 「門」
...一番後に銅六が帰ったのだな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一番後で二人の子供の姿を見たのは?」平次の斯う言つた問ひに對して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――俺はもう少し當つて見たいところがある」「どこです親分」「昨夜一番後で歸つたといふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小唄の師匠のお組さんが一番後まで残りましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...また一番後(いちばんのち)まで遺(のこ)つてゐたのは圓形(まるがた)の塚(つか)であります...
濱田青陵 「博物館」
...被告席の一番後の片隅に椅子に凭つてゐるのを見付けた...
平出修 「逆徒」
...一番後にいた殿艦(でんかん)『カムチャッカ』と六番艦の『ミゾリー』がわずか二分間で...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...一番後に下(さが)ってついて行き...
柳田国男 「山の人生」
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