...而して一番弱いものが一番強いものに勝つ場合もある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...二十人いたものが、一人ぬかされ二人ぬかされして、しまいには、一番強いので、「鬼瓦(おにがわら)」とみんなからあだなされている子供と、見馴れない子供との、二人っきりになりました...
豊島与志雄 「天狗笑」
...この作用の一番強いのは...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...これが現代の科学の一番強いところなのである...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...その町内で一番強い男が...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...死んでから一番強い霊魂(たましい)になるのでは無いか」私は...
野村胡堂 「死の舞踏」
...今まで世界で一番強い鋼鉄は...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...波止場で一番強い...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...次に蓋が一番強いとしているが...
南方熊楠 「十二支考」
...一番強い権利があるとも言えない事はない...
三好十郎 「冒した者」
...すなほが一番強いんだよ...
三好十郎 「地熱」
...しかも人類としては一番強い内からの衝動...
柳田国男 「山の人生」
...清水一家で一番強いのは大政だ」「そうか……じゃ二番目に強いのは」「二番目は小政だよ...
山中貞雄 「森の石松」
...次郎長の児分で一番強いのは誰に言わしたって大政小政大瀬半五郎に森の……」源兵衛...
山中貞雄 「森の石松」
...この本能の一番強い奴が名を成すことを...
夢野久作 「二重心臓」
...源次郎氏が金を隠している場所を発見する可能性が一番強いのは...
夢野久作 「復讐」
...目下(めした)の者には服従するなという意味が一番強いのだぞ...
横光利一 「馬車」
...木鹿はみずから好んで蜀軍中の一番強いところへ当って落命したものであった...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索