...まことに一理ある説である...
芥川龍之介 「雑筆」
...彼女のこの想定にも一理ある...
谷譲次 「踊る地平線」
...」『それも一理ある』――とサモイレンコは思ったが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...其訪問を忌避したのも一理ある...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...唯是れ循環と看做さるゝことの亦復一理あることを...
内藤湖南 「學變臆説」
...「何方にも一理ある場合は親の方を子は聴入れなくつちやァ不可ない」といふ...
中原中也 「医者と赤ン坊」
...宗助も叔父の処置に一理あるようにも思われて...
夏目漱石 「門」
...尤もその思想の一理あるは許容すべきであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...これは一理ある説で...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...この言もまた一理あるがごとくなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これは一理あることであらう...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...一理あるように思われるが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それにも一理あるな」やっと頷いた馬春堂の耳を引っぱッて...
吉川英治 「江戸三国志」
...あとあとの為にもならねえことだ」それも一理ある言葉ですから...
吉川英治 「江戸三国志」
...「むむ……それも一理あること」と...
吉川英治 「三国志」
...思慮ふかい玄徳も、「一理ある」と、意をうごかされた...
吉川英治 「三国志」
...それも一理ある言だな...
吉川英治 「三国志」
...一刀流という独自な流儀をお創(はじ)めになったのですから」それも一理ある忠告であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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