...彼は一点張りで、自分の意見を譲らない...
...交渉の末に、彼が一点張りすることで納得させることができた...
...一点張りすることで、彼女との関係が壊れてしまった...
...一点張りの姿勢で問題を解決することは困難だ...
...一点張りしなければ、自分の主張が通らないこともある...
...ほんの筆先(ふでさき)一点張りでげす...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...ガリレオの説は犯すべからざる聖書の教えと矛盾するものだという一点張りで反対した...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...本館で聞いても参事官官舎で聞いても何の要領も得ず太子はお帰りになったの一点張りで突っ撥(ぱ)ねられてしまった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...これは実世間に存在する円(まる)いものを説明すると云わんよりむしろ理想的に頭の中にある円というものをかく約束上とりきめたまでであるから古往今来変りっこないのでどこまでもこの定義一点張りで押して行かれるのです...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...その上頑強一点張りの肉体を笠に着て...
夏目漱石 「それから」
...知らぬ存ぜぬの一点張りです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昨夜(ゆうべ)は夢も見ずに寝てしまって何にも知らない――の一点張りです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...世間体を兼ねた強気一点張りの応答も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...規則の一点張り……少くとも私にはさう見えた...
平山千代子 「転校」
...知らぬ存ぜぬの一点張りである...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...しかし藤井は困った困ったの一点張りです...
三浦環 「お蝶夫人」
...君女は吾々と違って洋服一点張りじゃいけないのだ...
山下利三郎 「誘拐者」
...時間と人間経済の現代式一点張りになったとする...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...厳重な取調を受けても一から十まで「知りませぬ」「わかりませぬ」の一点張りで...
夢野久作 「巡査辞職」
...愚にも付かん理屈一点張りで行こうとしたり...
夢野久作 「二重心臓」
...人間万事を実用一点張りで解釈して行こうとする人は先(ま)ず……「鼻というものは元来不必要なものである...
夢野久作 「鼻の表現」
...むしろ従来のどの将軍家よりも厳格で豪毅(ごうき)一点張りのごとく臨んでいるが――どうかすると...
吉川英治 「大岡越前」
...こう申す一点張りなのでござる」「はてな...
吉川英治 「新書太閤記」
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