...彼は一点張りで、自分の意見を譲らない...
...交渉の末に、彼が一点張りすることで納得させることができた...
...一点張りすることで、彼女との関係が壊れてしまった...
...一点張りの姿勢で問題を解決することは困難だ...
...一点張りしなければ、自分の主張が通らないこともある...
...自然科学一点張りのことや所謂「科学万能主義」や又「科学主義」とは...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...デマゴギー一点張りの外出着をつけるということには限らぬ...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...まるで頑固一点張りの男なんです...
豊島与志雄 「香奠」
...ただ昔気質な君に忠義を尽すという一点張りであったから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...近藤のように幕府一点張りの猪武者(いのししむしゃ)ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...忠実一点張りの男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...結局は汲取請負業が少額であるためであるが、時折、市役所に行く度に、衛生課長の杉山氏に愚痴を述べ立ててみるのだが、気の毒だが予算がないので何ともならない、出来なければやめて貰う外はない、の一点張りで、埒(らち)が開(あ)かない...
火野葦平 「糞尿譚」
...いよいよ頑固一点張りになった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...スフの一点張りで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...無ければ買わないという直接法の一点張りで...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...この無言と正札一点張りの仲見世の商売振りに...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...唯物一点張りの黄金崇拝式功利道徳の顕現であった...
夢野久作 「近世快人伝」
...名前の通り愚直一点張りで...
夢野久作 「近世快人伝」
...厳重な取調を受けても一から十まで「知りませぬ」「わかりませぬ」の一点張りで...
夢野久作 「巡査辞職」
...人間万事を実用一点張りで解釈して行こうとする人は先(ま)ず……「鼻というものは元来不必要なものである...
夢野久作 「鼻の表現」
...実質一点張りで、装飾は堂々たる威嚇となり、大国の鷹揚さの裏影から、どことなく気ぜわしい煙りが立ち昇って感ぜられる...
横光利一 「欧洲紀行」
...必勝の戦機を見さだめれば決して保守一点張りの怯将(きょうしょう)でないことはこれを見てもあきらかである...
吉川英治 「三国志」
...こっちはただもう御尤の一点張りで...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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