...彼は一点張りで、自分の意見を譲らない...
...交渉の末に、彼が一点張りすることで納得させることができた...
...一点張りすることで、彼女との関係が壊れてしまった...
...一点張りの姿勢で問題を解決することは困難だ...
...一点張りしなければ、自分の主張が通らないこともある...
...荒木又右衛門(あらきまたゑもん)や何かのやうに精悍(せいかん)一点張りの野蛮人にはあらず...
芥川龍之介 「田端人」
...本館で聞いても参事官官舎で聞いても何の要領も得ず太子はお帰りになったの一点張りで突っ撥(ぱ)ねられてしまった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...お山に登るのッ」の一点張りだ...
田中英光 「箱根の山」
...―――私は実利一点張りで...
谷崎潤一郎 「鍵」
...ほんまに常識一点張りの...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...かの頑固一点張りの聖教徒よりも上手の頑固さをまざまざと物語っている...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...野蛮(やぼ)なシシリヤ式の道義一点張りの教育で訓練された結果...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...つまり、最初は、名古屋城の城内はもとより、城下町外(はず)れに到るまで、家格と、経歴とを論ぜず、美の一点張りで、普通選挙を行うつもりだったのでしょうが、おのずから眼界の限られている人たちの選挙ですから、城内の、それも自分たちのほとんど身の廻りの範囲にだけしか、取材が及ばないのも、やむを得ないことでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...世間は兇暴一点張りの男とのみ見る奴が多いが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その上頑強一点張りの肉体を笠に着て...
夏目漱石 「それから」
...お組というお妾は知らぬ存ぜぬの一点張りだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あまり立派でない――実用一点張りの殺風景な二階で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...君女は吾々と違って洋服一点張りじゃいけないのだ...
山下利三郎 「誘拐者」
...厚顔無恥の個人主義一点張りで成功した所謂...
夢野久作 「近世快人伝」
...「おらあ酒は飲み切らん飲み切らん」の一点張りで押し除(の)けても...
夢野久作 「斜坑」
...むしろ従来のどの将軍家よりも厳格で豪毅(ごうき)一点張りのごとく臨んでいるが――どうかすると...
吉川英治 「大岡越前」
...必勝の戦機を見さだめれば決して保守一点張りの怯将(きょうしょう)でないことはこれを見てもあきらかである...
吉川英治 「三国志」
...これ一点張りであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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