...その一枝を活ける...
種田山頭火 「一草庵日記」
...文人がよく描く四君子などでも一枝一葉さえも真似する事が出来ぬ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...清元一枝会...
永井荷風 「断腸亭日乗」
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中原中也 「山羊の歌」
...蜜柑取りに一枝売ってくれと云ったら...
夏目漱石 「草枕」
...身を屈(かゞ)めて窓を蔽つてゐる簇葉(むらは)の一枝を押し除けると...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...元来宋の時代の朱輔(桐郷の人で字は季公)という人の著わした『渓蛮叢笑』と題する書物に出ていてその文は紫花ニシテ全ク燕子ニ類シ藤ニ生ズ一枝ニ数葩(漢文)ですこぶる簡単至極なものである...
牧野富太郎 「植物記」
...おくつきを守り申すやむら紅葉 鳴雪神杉や三百年の蔦紅葉からかねの鑄ぬきの門や薄紅葉華厳の滝のほとりにて手折れる一枝の紅葉を都への家土産(いえずと)にとて携へ日光停車場に至れば一群の紅粧来りて一枝の秋色を請ふ...
正岡子規 「日光の紅葉」
...(八月六日)八十七○草花の一枝を枕元に置いて...
正岡子規 「病牀六尺」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...その穂の一枝ごとに小さな白い花が咲き...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...誰でも唐紙(とうし)に摺(す)った花月新誌や白紙(はくし)に摺った桂林一枝(けいりんいっし)のような雑誌を読んで...
森鴎外 「雁」
...いわば『桂園一枝』の特徴である...
柳田国男 「故郷七十年」
...鴉をとめた一枝だけが揺れ動くのを眺めているうち...
横光利一 「旅愁」
...しかもこの橘の一枝を引出物に女院なり...
吉川英治 「折々の記」
...花一枝の手向(たむけ)もうけず...
吉川英治 「新書太閤記」
...一枝の柘榴(ざくろ)の花を挿(さ)していた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一枝花(しか)の蔡慶(さいけい)も...
吉川英治 「新・水滸伝」
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