...その品目を書いた借用証を一札入れていって下せえ...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...お夜食の前に読み上げられました一札によりますと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...見積り金額の借用証を一札入れて貰いたく...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...取(と)り替(かわ)せ一札の事と書いたものや...
夏目漱石 「道草」
...三分一年貢においては違乱を止めるとの一札を出して...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...並ニ一札認メ置候也」そして...
火野葦平 「花と龍」
...勇敢なる杉野兵曹長のそれと同樣に簡單明瞭なる一札で充分であると思はれるばかりであつた...
牧野信一 「緑の軍港」
...この一札(さつ)を持って...
吉川英治 「三国志」
...高氏召状の一札(いっさつ)を直接彼に渡して帰った...
吉川英治 「私本太平記」
...宮は弟宮と連署(れんしょ)の一札(さつ)に...
吉川英治 「私本太平記」
...一札(さつ)の書面で...
吉川英治 「私本太平記」
...――この良忠から一札(さつ)を添えて引渡してやる...
吉川英治 「私本太平記」
...師直の一札は、執拗に、自分を陥れた一類五人の引渡しをかさねて求めたものだった...
吉川英治 「私本太平記」
...一札(さつ)賜わりおきとう存じまする」「よろしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...奉行の手から一札の公文を授けられた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...捕渡(とりわた)しの法則どおり一札(さつ)を渡されたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...先生に一札書いて貰いたいものがあるんで』『詩か』『そんな物は...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...一向宗徒に対してキリシタンとなることを命ずる一札を与えた...
和辻哲郎 「鎖国」
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