...しかしこの家に関する一切の問題については不破氏と陳との間において解決す〉との一札を入れて下さいました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...その品目を書いた借用証を一札入れていって下せえ...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...後日のため一札、仍って如件四月一日 女坂染吉※大久保一平殿要するに一平なる人物は、和製カポネ団の一員だったんです...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...一札(いっさつ)をかかしたじゃないの...
田中貢太郎 「春心」
...お夜食の前に読み上げられました一札によりますと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...「後日のために一札(いっさつ)を立て置きたい...
中里介山 「大菩薩峠」
...この時あらためて借用申候(しゃくようもうしそろ)一札之事(さつのこと)を入れている...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...高氏召状の一札(いっさつ)を直接彼に渡して帰った...
吉川英治 「私本太平記」
...――この良忠から一札(さつ)を添えて引渡してやる...
吉川英治 「私本太平記」
...はからず極秘の一札(いっさつ)を手に入れましたので」「それを持って出てきたわけか」「御意(ぎょい)」「ならばなぜ...
吉川英治 「私本太平記」
...機密か」「これを見てくれ」具足の下から一札(いっさつ)の手紙を取り出して...
吉川英治 「新書太閤記」
...仔細は書中に」と極めて簡単な一札を使者に託した...
吉川英治 「新書太閤記」
...梁山泊へは私の名で一札(さつ)を書く」「いったい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...手に一札を持ってそれへ出て来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...先生に一札書いて貰いたいものがあるんで』『詩か』『そんな物は...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...当人から一札取って渡してやるがよいぞ」そういって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...次のように書いた一札を入れていることである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一向宗徒に対してキリシタンとなることを命ずる一札を与えた...
和辻哲郎 「鎖国」
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