...しかしこの家に関する一切の問題については不破氏と陳との間において解決す〉との一札を入れて下さいました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...そして一札(いっさつ)を入れ...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...後日のため一札、仍って如件四月一日 女坂染吉※大久保一平殿要するに一平なる人物は、和製カポネ団の一員だったんです...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...御手数ながらその御見立を一札どうぞ」「や...
江見水蔭 「備前天一坊」
...一札(いっさつ)をとるのだ...
田中貢太郎 「春心」
...見積り金額の借用証を一札入れて貰いたく...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...三分一年貢においては違乱を止めるとの一札を出して...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...並ニ一札認メ置候也」そして...
火野葦平 「花と龍」
...この時あらためて借用申候(しゃくようもうしそろ)一札之事(さつのこと)を入れている...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...父親が一札を入れたおかげで出されたのだとか...
宮本百合子 「逆襲をもって私は戦います」
...兄上から一札書いてお渡しください」「そんな...
吉川英治 「大岡越前」
...ただ後日の証(しるし)に一札(いっさつ)お貰い申しておけば...
吉川英治 「剣難女難」
...何か一札なくては...
吉川英治 「新書太閤記」
...手に一札を持ってそれへ出て来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...先生に一札書いて貰いたいものがあるんで』『詩か』『そんな物は...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...次の一札をひろげて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...という一札を差出した...
和辻哲郎 「鎖国」
...もし負けた場合には京都及び信長領国中の寺々を破却せらるべしという一札を差出した上で...
和辻哲郎 「鎖国」
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