...日本人は一草一木を大切にする文化があります...
...彼女は自然を愛しているので、一草一木にも気を配っています...
...山歩きの際は、一草一木に触れたり、害虫を取らないように注意しましょう...
...風景写真を撮るときは、一草一木までくっきり写せるようなレンズが必要です...
...稲作においても、一草一木を大事にしているところがあるそうです...
...一木(ぼく)一草(そう)もおいたたぬ...
伊藤左千夫 「河口湖」
...一木の子分たちを加えて十数名の甚だ物騒な一隊が出来あがった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この如來形像の一木造りの殘缺も遺憾なく當時傳來の技法を示してゐる...
高村光太郎 「唐招提寺木彫如來形像」
...一木一草も変つてゐない感じであつた...
太宰治 「津軽」
...「一木殿お疲れでございましょう...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...一石一木も追懐をそゝらないものはない...
種田山頭火 「其中日記」
...一木は、両手で、刀を持つと、刀尖を地につけた...
直木三十五 「南国太平記」
...示現流の使手として、斬るか、斬られるか、一挙に、勝負を決しようとする手であった――果して「やっ、やっ、やっ」一木は、つづけざまに叫ぶと、刀尖で、地をたたきつけるように、斬り刻むように、両手で、烈しく振って「ええいっ」山の空気を引裂いて、忽ち大上段に、振りかざすと、身体ぐるみ、奈良崎へ、躍りかかった...
直木三十五 「南国太平記」
...一木が、奈良崎に打込んだのを合図にして、双方の離れていた刀尖が、少し触れ、二三人は、懸声をしたが、対手が、じりじりつめて来るのに対して、四人は、退るばかりであった...
直木三十五 「南国太平記」
...一木を得るごとに一名を選むこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...旅に出て見れば家に居るにまして一草一木往時の思ひ出のしみないものもなく涙ばかり出て来る...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...一木一草(いちもくいっそう)が好きですし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...そういっても一木一草ひとつひとつがあらためて美しい真新(まっさら)な了見方でみつめられるような...
正岡容 「小説 圓朝」
...ただ俳句十七字の小天地に今までは辛(かろ)うじて一山一水一草一木を写し出だししものを...
正岡子規 「俳人蕪村」
...第一木炭ガスがどんなに体にわるいか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこここの一木一草が...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...人皆この一木に頼るばかりであろうかと...
横光利一 「微笑」
...蔓(かづら)などにて少(すくな)くも一木(ひとぎ)に五色(ごしき)の花附けぬはなく候(さふら)へば...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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