...一書の題簽(だいせん)に「ヂヰナ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...「臧志(ぞうし)」という一書にまとめました...
石原純 「杉田玄白」
...父の膝下に一書を差し出して「正造...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...神話学に関する一書を草せんことを以てす...
高木敏雄 「比較神話学」
...余も同君を介して一書を膝下(しっか)に呈した...
高浜虚子 「子規居士と余」
...主命を告げると武蔵一書をかいて家臣の者に渡す...
直木三十五 「巌流島」
...今より百余年前即ち西暦一八三二年に『雪華図説』なる一書を著した...
中谷宇吉郎 「雪」
...その一書によつて深(ふか)く寫眞熱(しやしんねつ)をあふられた私(わたし)は...
南部修太郎 「寫眞と思ひ出」
...一書を著して上述の句解を反駁(はんばく)した...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...私と大学昭和十四年から凡(およ)そ五十二年程前の明治廿(にじゅう)年頃に民間の一書生であった私は...
牧野富太郎 「植物記」
...私が衷心より尊敬するラナアクのオウイン氏は最近『新社会観』A New View of Society. と題する一書を著したが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...第一書房からバックをうけて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...此の一書であると思う...
柳宗悦 「二笑亭綺譚」
...一生一書生である者には...
吉川英治 「折々の記」
...二嚢(ふくろ)の中には一書が納められてあった...
吉川英治 「三国志」
...と見えるのもあるし、また一書には、小川佐平次祐忠の内の者これを討つとも誌(しる)されている...
吉川英治 「新書太閤記」
...秘めたる一書を取り出して左衛門に見せた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「戴宗、そちの神行法にものをいわせて、至急、都へ使いに行ってもらいたい」こう前提して、蔡九は、二つの見事な進物籠(しんもつかご)と、秘封の一書を、そこにおいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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