...紀の一書の云う所...
高木敏雄 「比較神話学」
...しかして彼は千九百〇四年更にまた Japanese Colour-Prints(『日本の彩色木板画』)なる一書を売り出せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ピエール・ロチは欧洲人が多年土耳古を敵視し絶えずその領土を蚕食(さんしょく)しつつある事を痛嘆して『苦悩する土耳古』と題する一書を著(あらわ)し悲痛の辞を連ねている...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...村岡融軒著「史疑」と称する一書を取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつかこれを最も組織的に「徴農論」という一書を書いて見たいと思って居たのである...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...その一書によつて深(ふか)く寫眞熱(しやしんねつ)をあふられた私(わたし)は...
南部修太郎 「寫眞と思ひ出」
...ここにこれを一書に纏(まと)めて僉載(せんさい)し...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...第一書房のは改版中の由です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この頃チープ・エディションになって第一書房から出たりしています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だが共に合せて一書体を代表する...
柳宗悦 「工藝の道」
...この一族に取っては『義経記』の一書は...
柳田国男 「雪国の春」
...玄徳は早速一書をしたため...
吉川英治 「三国志」
...ひそかに一書を認め...
吉川英治 「三国志」
...うやうやしく孔明の一書を捧呈した...
吉川英治 「三国志」
...河内の楠木正成宛(くすのきまさしげあて)の一書を托され...
吉川英治 「私本太平記」
...さすがだな」「そして、この一書を、足利殿へと、あとの家臣に託して行ったよしにござりまする」文面を一読、尊氏は苦笑をみせ、それなりで黙っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...城県(うんじょうけん)の知事時文彬(じぶんぴん)はいま、庁の書記長の宋押司(そうおうし)に、一書類を示して、「どうも気の毒なことになったな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして将門へ一書をしたためて...
吉川英治 「平の将門」
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