...本当に一文なしになっちまったんだ...
犬田卯 「競馬」
...僕はついこのあいだまで一文なしだったじゃありませんか...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...頭取!」と妻は一文なしになりながらもなお未だ伯爵夫人の驕(おご)りと衿持(きんじ)とを失わず...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...一文なしでは湯田へ行けないから...
種田山頭火 「其中日記」
...まつたくの一文なしになつて...
種田山頭火 「其中日記」
...文字通り一文なし...
種田山頭火 「旅日記」
...僕は一文なしさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...お前たちは一文なしになる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お孃樣をお困らせするやうなことはないでせう」上總屋が一文なしと決れば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一文なしで何処まで行くの...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...一文なしも糸瓜(へちま)もあるもんか...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...おれは羊毛の仲買をやるつもりだが、下手をすれば、一文なしになる...
久生十蘭 「手紙」
...この男が元来一文なしに江戸に居て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...一文なしに国を出て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...もう一ト月ばかり一文なしだ...
牧野信一 「熱海へ」
...ギリギリの一文なしよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一文なしではじめたところが...
柳田国男 「故郷七十年」
...お前らは初めて一文なしと気がついたのであろが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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