...片手に煙草を一撮(ひとつまみ)...
泉鏡花 「婦系図」
...壮い男がしたように一撮(つま)みの髪を撮んで引き抜きました...
田中貢太郎 「尼になった老婆」
...茶碗に水漬の飯を盛り皿には一撮(つま)みの塩も入れてあった...
田中貢太郎 「義人の姿」
...全く悪くなってしもうた!」侯爵は穏かに少量の一撮みの嗅煙草を嗅いだ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...はっはっ!」そして彼はまた穏かに少量の一撮みの嗅煙草を嗅いで...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼は嗅煙草の最後の一撮みを嗅いで...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...最早一撮(ひとつまみ)の土も彼の手には残って居なかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...『十分間の思索』………責任構成 中井正一撮影 安藤春蔵『海の詩』………………責任構成 辻部政太郎撮影 安藤春蔵色彩音楽 内藤耕次郎音楽 貴志康一以上のような計画で...
中井正一 「色彩映画の思い出」
...灰を一撮(ひとつか)み取って...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...大黄(だいわう)一撮(ひとつまみ)を取り来つて熱湯中に投じ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一撮(ひとつまみ)程の赤小豆の屑を入れて...
森鴎外 「半日」
...それをあの婆あさんが一撮程づゝ手に取つて...
森鴎外 「半日」
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