例文・使い方一覧でみる「一抹の」の意味


スポンサーリンク

...一抹の煙と短い火と...   一抹の煙と短い火との読み方
芥川龍之介 「山鴫」

...一抹の不満の色が低迷している...   一抹の不満の色が低迷しているの読み方
海野十三 「共軛回転弾」

...たちまち白熱する一抹の煙になって……...   たちまち白熱する一抹の煙になって……の読み方
海野十三 「発明小僧」

...一抹の雲なき青空...   一抹の雲なき青空の読み方
江戸川乱歩 「黄金仮面」

...陽気は陽気ながらも一抹の暗影が気力にも顔色にもにじむように浮出して来て...   陽気は陽気ながらも一抹の暗影が気力にも顔色にもにじむように浮出して来ての読み方
大阪圭吉 「三狂人」

...すでにそこに一抹の和気は生じて...   すでにそこに一抹の和気は生じての読み方
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」

...幸福な彼の晩年にも一抹の黒い影がさした...   幸福な彼の晩年にも一抹の黒い影がさしたの読み方
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」

...さり気ないうちに漂う一抹の怪奇さがあります...   さり気ないうちに漂う一抹の怪奇さがありますの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...江差追分(えさしおいわけ)から安来節(やすきぶし)までの港々の民謡に一抹の基調が通っているのはそのためである...   江差追分から安来節までの港々の民謡に一抹の基調が通っているのはそのためであるの読み方
服部之総 「望郷」

...場合によっては……真名古の面上は何ともいえぬ一抹の凄気がサッと流れ出す...   場合によっては……真名古の面上は何ともいえぬ一抹の凄気がサッと流れ出すの読み方
久生十蘭 「魔都」

...常に消えかゝつた一抹の白い煙が...   常に消えかゝつた一抹の白い煙がの読み方
牧野信一 「鏡地獄」

...その静寂さは何処の隅々までも一抹の憂ひの埃を残さず...   その静寂さは何処の隅々までも一抹の憂ひの埃を残さずの読み方
牧野信一 「サクラの花びら」

...まったく霊魂は、この敵を恐れる限りとうてい落ちついていることはできないが、ひとたびこれに対して覚悟ができれば(もっともそれはいわば人間わざを凌駕することであるが)、そうなれば、もう、不安も苦悶も、恐怖も、一抹の不快も、ここには宿ることができないぞ、と威張ることができるのである...   まったく霊魂は、この敵を恐れる限りとうてい落ちついていることはできないが、ひとたびこれに対して覚悟ができれば、そうなれば、もう、不安も苦悶も、恐怖も、一抹の不快も、ここには宿ることができないぞ、と威張ることができるのであるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...省みて民謡を有たない生活に一抹の淋(さび)しさを思わないわけにはゆきませぬ...   省みて民謡を有たない生活に一抹の淋しさを思わないわけにはゆきませぬの読み方
柳宗悦 「民藝四十年」

...頼襄の生涯は猶一抹の横雲に其中腹を遮断(しやだん)せられたる山の如くなれり...   頼襄の生涯は猶一抹の横雲に其中腹を遮断せられたる山の如くなれりの読み方
山路愛山 「頼襄を論ず」

...まだ一抹の叙情を残しているのはここだけだ...   まだ一抹の叙情を残しているのはここだけだの読み方
横光利一 「欧洲紀行」

...海は藍碧を湛えてかすかに傾き微風にも動かぬ一抹の雲の軽やかさ...   海は藍碧を湛えてかすかに傾き微風にも動かぬ一抹の雲の軽やかさの読み方
横光利一 「旅愁」

...一抹の不安を持ったことは否めない...   一抹の不安を持ったことは否めないの読み方
吉川英治 「三国志」

「一抹の」の書き方・書き順

いろんなフォントで「一抹の」


ランダム例文:
ブレンチ   義務を負う   ほにゅう  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
名誉毀損   万博記念公園   卒業証書  

スポンサーリンク

トップへ戻る