例文・使い方一覧でみる「一抹の」の意味


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...其中に唯一つ一抹の白烟の帝都の空に搖曳せるあり...   其中に唯一つ一抹の白烟の帝都の空に搖曳せるありの読み方
大町桂月 「鹿野山」

...一抹の疑惑を懐かせられて...   一抹の疑惑を懐かせられての読み方
豊島与志雄 「或る男の手記」

...ひどく色っぽくも皮肉にもなる眼付――それに一抹の疲れが見えるのは...   ひどく色っぽくも皮肉にもなる眼付――それに一抹の疲れが見えるのはの読み方
豊島与志雄 「操守」

...額にかすかな一抹の蔭がありました...   額にかすかな一抹の蔭がありましたの読み方
豊島与志雄 「旅だち」

...」そして彼女は一抹の微笑を浮べた...   」そして彼女は一抹の微笑を浮べたの読み方
豊島与志雄 「非情の愛」

...なにか無理なところと一抹の曇りとを彼に見出してはいたが...   なにか無理なところと一抹の曇りとを彼に見出してはいたがの読み方
豊島与志雄 「三木清を憶う」

...清緑一抹の間、點々として村落あり...   清緑一抹の間、點々として村落ありの読み方
長塚節 「草津行」

...島の上には一抹の白雲が斜に棚引いて一二の峰が僅に其雲に相接して居る...   島の上には一抹の白雲が斜に棚引いて一二の峰が僅に其雲に相接して居るの読み方
長塚節 「彌彦山」

...空の藍はようやく一抹の灰濁をおびはじめ...   空の藍はようやく一抹の灰濁をおびはじめの読み方
中村清太郎 「ある偃松の独白」

...買収云云のことがまだ彼等の念頭に一抹の疑団を残して居るのであつた...   買収云云のことがまだ彼等の念頭に一抹の疑団を残して居るのであつたの読み方
平出修 「計画」

...その調子に一抹の凄味が感ぜられる...   その調子に一抹の凄味が感ぜられるの読み方
平野萬里 「晶子鑑賞」

...同時に褒めすぎることによって一抹の不安を感じさせた...   同時に褒めすぎることによって一抹の不安を感じさせたの読み方
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」

...思わず胸の中を一抹の微笑が流れた...   思わず胸の中を一抹の微笑が流れたの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...頼襄の生涯は猶一抹の横雲に其中腹を遮断(しやだん)せられたる山の如くなれり...   頼襄の生涯は猶一抹の横雲に其中腹を遮断せられたる山の如くなれりの読み方
山路愛山 「頼襄を論ず」

...そうおもう一抹の不安がぼくにはあったのである...   そうおもう一抹の不安がぼくにはあったのであるの読み方
山之口貘 「夏向きの一夜」

...一抹の魔気がこの往来へ抜けて行ったように...   一抹の魔気がこの往来へ抜けて行ったようにの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...たれもが一抹の哀憐と同情をひかれ...   たれもが一抹の哀憐と同情をひかれの読み方
吉川英治 「随筆 新平家」

...――と、小次郎には、どうしても、疑いきれないで――しかしまた、一抹の不安も、拭いきれなかった...   ――と、小次郎には、どうしても、疑いきれないで――しかしまた、一抹の不安も、拭いきれなかったの読み方
吉川英治 「平の将門」

「一抹の」の書き方・書き順

いろんなフォントで「一抹の」


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