...彼は一打目として相碁井目を使った...
...満塁本塁打を打つと、4点が一気に入るのでとても大きな一打になる...
...一打(ひとうち)に若い支那人を斬(き)った...
芥川龍之介 「将軍」
...余り気合いの烈しかったために相手の腕を一打ちに折ってしまったとかいうことだった...
芥川龍之介 「本所両国」
...一打ちにその馬蠅を打ち殺した...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...一打(ダース)寄越したんだよ...
石川啄木 「菊池君」
...この二週間の間に墺軍に一打撃を与えサルジニア国を全く屈伏した作戦は今日の軍人の眼で見れば余りに当然であると考え...
石原莞爾 「戦争史大観」
...犠牲者をただ一打ちに殺してしまうのが...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...一打(ひとう)ちに打ち殺しておしまいになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...一打(ひとう)ちにしようと僧のそぶりに眼を放さなかった...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...一打(ダース)ほどずらりと突きつけられていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...鞭(むち)をもって強く一打ち食わせるか食わせないうちに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蜜を嘗(な)めるところへ蠅集まるを一打ちに四十疋殺し...
南方熊楠 「十二支考」
...ただ一打に横田を討ち果たし候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...一打打てば千万の交錯が出来ると云うわけだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...攻めて来る敵を片っぱしから刀も鎧(よろい)も一打(ひとうち)に切って切って切りまくりましたので...
夢野久作 「奇妙な遠眼鏡」
...……九十っ、百ッ」と、高(こう)の背なかへ、一打ちごとに、数を叫んでいた獄卒が、百をさいごに、ほっと身を退(ひ)きかけると、「こらっ、待て...
吉川英治 「新・水滸伝」
...バラバラッと腕(うで)まくりのただ一打ち!「けッ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...小脇差で、たった一打ちに、お八重の首を、ぶらんと、斬って伏せた一角は、どっどと、雷(いかずち)にあわせて鳴る大谷川の激潭(げきたん)のふちを、蹌々(そうそう)と――踉々(ろうろう)と――刃の血を、雨に、洗わせながら歩いて行く...
吉川英治 「無宿人国記」
...そして一打ちにその大きな虻を打ち落した...
若山牧水 「樹木とその葉」
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