...「一寸見ですが、あなたは疲れているようですね...
...「一寸見に会うために、都内まで足を運んだ...
...「彼女の一寸見にふさわしい服装を考えた...
...「一寸見を持ち合わせていなかったので、お土産に何か買って帰らなければ...
...「一寸見の評判が良かったので、美容院に行ってみた...
...それが人間の死骸だということさえも一寸見ただけでは分らなかった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...紙幣は一寸見たのでは...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...外套の襟手首などに毛皮を着けたのは一寸見て餘處の土地から來たと感じさせる位で皆無と言つて宜しいが...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...おくみは画室をもこちらからたゞ一寸見たばかりでそこ/\に下へ下りた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...那奴(あいつ)を一寸見せて貰つた上で...
薄田泣菫 「茶話」
...守護神は一寸見つからないかも知れない...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...哲学では今の処一寸見当らぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一寸見れば、暗褐色のうねうねとした一列だったが、それが、劒をかずぎ背嚢を荷った兵士の縦列で、ところどころに、隊側についてる将校の剣が、きらりきらりと光っていた...
豊島与志雄 「丘の上」
...一寸見は十四五としか思へず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...柄の小さい小僧で、一寸見ると十三、四としか見えませんが、肉づきの確りしたところや、顔の表情の単純でないところ、明るい光線の下で見ると、鼻の下に薄黒く生毛の生えているところなどどうかしたら十五、六になるかもわかりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それを一寸見せて貰ひたいのだが」平次は切り出します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...次の「春色昼夜帯」の序幕一寸見て帰る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一寸見せてさ」「へえ...
宮本百合子 「高台寺」
...光子さんがいた間にもとの家の一寸見える二階の南側のスケッチをして貰ったら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...奧さんの方を一寸見ると...
森鴎外 「半日」
...この男は僕を一寸見て...
森鴎外 「百物語」
...どれがどうなるのか一寸見当が付きにくい...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...こちらからは一寸見に解らないだらしのない野原をいつまでも/\歩いてゆかねばならなかつたのだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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