...高い頬骨と短い四肢――地位と職業もほとんど一定している...
谷譲次 「踊る地平線」
...『やあ! 一人かね?』これに対する応答も約束(コウド)により一定している...
谷譲次 「踊る地平線」
...電車の最も混雑する時間は線路と方向によってだいたい一定しているようである...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...おもしろい事には金米糖の角の数がほぼ一定している...
寺田寅彦 「備忘録」
...一言で云うならば事物の性格は――意識的にか無意識的にか――取り違えられるであろう(元来事物の性格は――その理解は――歴史的条件に基いて時代々々によって必然的に一定している...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...弁証法という概念それ自身がすでに決して一定してはいない...
戸坂潤 「科学方法論」
...理想的に云って一定していなければならない一定の手懸りがある...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...現実に対する多くの作者の態度がほぼ一定していて...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...起床の時間が一定してることだった...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...本の一定してゐなかつたのを一定し...
内藤湖南 「支那目録學」
...また浮ぶ高さも種類によってほぼ一定しているのであって...
中谷宇吉郎 「雪」
...それが一定しているという意味であります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...まだ一定していなかった...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...これを心が相当時間安定に一定して保持することは困難である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...最初よりずつと一定してゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...尺度そのものは一定しているからです...
三好十郎 「恐怖の季節」
...幾分かその傾(かたむき)はあるようだけれども一定しておらん」主人「それでは玉子の雌雄(めすおす)をどうして別(わ)けるね...
村井弦斎 「食道楽」
...大体その大きさは一定しているだろう...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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