...少しも一定して居るものでない...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...縮図帖に用うる紙は一定していないが...
上村松園 「縮図帖」
...六米(メートル)置きにほぼ一定して着いていた...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...『やあ! 一人かね?』これに対する応答も約束(コウド)により一定している...
谷譲次 「踊る地平線」
...ナニイのブリッジの相手はこの希臘(ギリシャ)人に一定していた...
谷譲次 「踊る地平線」
...でも上司氏は何かゞ几帳面で大抵起臥の時間は一定してゐるやうですが...
近松秋江 「初雪」
...同じ目的地に達するのでも道筋の取り方は必ずしも一定していない...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...起床の時間が一定してることだった...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...又季札の話は孔子が詩の編次を一定して後に作られぬものでもないことを注意しなければならぬ...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...是は染色は一定して居つて...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...ラッシュは焼きが一定していないし...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...これを心が相当時間安定に一定して保持することは困難である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...徳川政府にて昌平館の學風を朱子學と一定してより...
福沢諭吉 「帝室論」
...此等の苦行者には無論住所と云ふものが一定して居らない...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...尺度そのものは一定しているからです...
三好十郎 「恐怖の季節」
...平常は漁場によって漁獲物の種類が大体一定しているが...
武者金吉 「地震なまず」
...東京の家の軒の高さを一定して...
森鴎外 「妄想」
...一定しているようでありながら一定していないんだ...
山本周五郎 「陽気な客」
便利!手書き漢字入力検索