...それぞれの種類ではこれらが一定しているのです...
石原純 「グレゴール・メンデル」
...一定してしまうのは適當でない...
石原莞爾 「新日本の進路」
...一定していないようであった...
太宰治 「花火」
...長い年月の間、毎夜のように相乗りをして引き擦り廻されて居るうちに、雷門で俥がくるくると一つ所を廻る度数や、右に折れ左に曲る回数まで、一定して来て、私はいつともなくその塩梅(あんばい)を覚え込んでしまった...
谷崎潤一郎 「秘密」
...どう動きどう変化するかの道すじが一定していないものであるし...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...おもしろい事には金米糖の角の数がほぼ一定している...
寺田寅彦 「備忘録」
...この言葉が専門家達の術語として一定していないということを云おうと欲したのではない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...現実に対する多くの作者の態度がほぼ一定していて...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...爻辭が今易の如く一定して居なかつた證とすることが出來る...
内藤湖南 「易疑」
...決して未だ一定してはいない...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...それが一定しているという意味であります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...学者の説も未だ一定してはおらぬ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...美術の標準は吾人(ごじん)の主観中に一定して動くものにあらずといへども...
正岡子規 「俳諧大要」
...幾分かその傾(かたむき)はあるようだけれども一定しておらん」主人「それでは玉子の雌雄(めすおす)をどうして別(わ)けるね...
村井弦斎 「食道楽」
...娼家の軒数も女たちの数も一定してはいなかった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...一定しているようでありながら一定していないんだ...
山本周五郎 「陽気な客」
...刀とか扇とかを棄てる場合は一定しているから...
夢野久作 「能とは何か」
...また章句の順序も一定していない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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