...此書名によつて一定したのである...
井上哲次郎 「「西周哲學著作集」序」
...必ずしも一定した意味をあたえられていない...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...慣性的に一定した意味を有ち...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...すでに一定した輪郭の下に...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...併し理論となると必ずしも一定した規定を世間では与え得ない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...ともかく名前を一定した...
内藤湖南 「支那目録學」
...このなあーんまいだんぶつの音律にはおのずから一定した節があって決して出鱈目(でたらめ)ではなかった...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...そういう水位の一定した河からは...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...たいてい一定した割合がある...
新渡戸稲造 「自警録」
...幾度も変った後ちに一定したものが多いが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...遊星の軌道(ブデアク)は一定した...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...しかしその書では何も一定した果実を指しているのではなく唯漫然と乾質の実に用いてあるのみである...
牧野富太郎 「植物記」
...おだやかな一定した拍子で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...我々の法律が我々の服装と同じく少しも一定した形を取りえないことである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その一定した浅葱色の囚人服のためであらう...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...一定したものがあるわけでなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...一定した計画があり...
吉川英治 「随筆 新平家」
...小説の読者側にも日本では何か一定した小さな“小説様式”の型がきまっているように思う...
吉川英治 「随筆 新平家」
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