...一定した方面がある...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...多少とも一定した収入額を永年にわたって保証してくれるような方法を...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...慣性的に一定した意味を有ち...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...茲には決して一定した同一の空間の問題の形態はないように見える...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...併し理論となると必ずしも一定した規定を世間では与え得ない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...このなあーんまいだんぶつの音律にはおのずから一定した節があって決して出鱈目(でたらめ)ではなかった...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...年中水位の一定した川になった...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...一定した様式の下(もと)に表現される機会の来ない先にまた崩(くず)されてしまわなければならなかった...
夏目漱石 「明暗」
...たいてい一定した割合がある...
新渡戸稲造 「自警録」
...幾度も変った後ちに一定したものが多いが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...間もなく幻灯のピントが極度に明るくピタリと一定した瞬間と同じやうに...
牧野信一 「蔭ひなた」
...しかしその書では何も一定した果実を指しているのではなく唯漫然と乾質の実に用いてあるのみである...
牧野富太郎 「植物記」
...或鋳型(いがた)の中に一定したという事はないために善いと思う事もあり悪いと思う事もあり...
正岡子規 「病牀苦語」
...尾を引いた「U」の音をもつ一定した咆哮(ほうこう)で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...我々の法律が我々の服装と同じく少しも一定した形を取りえないことである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...古来から一定した期間が定まっておりましょう」「それによろうと思う」「いけません」「なぜ」「世上一般の慣例としては...
吉川英治 「三国志」
...一定したものがあるわけでなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...一定した計画があり...
吉川英治 「随筆 新平家」
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