...わたしは一天万乗(いってんばんじょう)の君でも容赦(ようしゃ)しない使なのです...
芥川龍之介 「二人小町」
...一天は紺青(こんじよう)の伽藍(がらん)の廊(ろう)の色にして...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...二葉亭の実業というは単なる金儲け一天張(いってんばり)ではなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それでも万一天佑(てんゆう)があって撃沈までの時間が伸びるようだったら...
海野十三 「空襲葬送曲」
...――小春日和のうらゝかさ、一天雲なし、気分ほがらか...
種田山頭火 「其中日記」
...日暮風歇みて一天雲翳なし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...一天保(てんぽう)十三壬寅(みずのえとら)の年の六月も半(なかば)を過ぎた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...一天井の高い、ガランとした田舎家(いなかや)の、大きな炉の傍(はた)に、寂然(じゃくねん)として座を占めているのが弁信法師であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...一天紺碧に晴れ上った空に...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...「銀次」「へエ――」「俺は算盤は知らないが、二一天作の六で、二々が八――なんて勘定はないだらう」「?」「誤魔化(ごまか)すな、何も彼もわかつたよ、來い」「あツ」立ち上がつた銀次は、あつと言ふ間もなく平次に縛られて居るのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...京都の御趣意は攘夷一天張りであるのに...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...きょうは一天晴れ渡りて滝の水朝日にきらつくに鶺鴒(せきれい)の小岩づたいに飛ありくは逃ぐるにやあらん...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...「きょうの一天には...
吉川英治 「三国志」
...ご老体」「ですが? なんじゃの」「かりに一天の御座(ぎょざ)にもあるべきお方が...
吉川英治 「私本太平記」
...富岳(ふがく)の一天に凶兆(きょうちょう)れきれき...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一天の下(もと)...
吉川英治 「新書太閤記」
...朝まだほの暗い一天にただならぬ鼓(つづみ)や喊(とき)の声(こえ)を聞いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...常におのずから最高な劇的の一天地を作っている...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
