...彼女の家に行ったら、彼女の父親が怒って一大事になった...
...子供が泥水を飲んでしまい、一大事になった...
...会社のプロジェクトで失敗したら、一大事になるかもしれない...
...イベントの準備が遅れて一大事になった...
...大雪で道路が寸断され、交通が一大事になっていた...
...何でも一大事のように返した剰銭(つり)なんですもの...
泉鏡花 「悪獣篇」
...たいへんだ!原因はわからないが、火星兵団の乗って来た宇宙艇が、今一大事である...
海野十三 「火星兵団」
...池田の御家に取っても容易ならぬ一大事で」「えッ」「他聞を憚(はばか)る事じゃから...
江見水蔭 「備前天一坊」
...「なるほど早速帰って妻を監督せねば一大事だ」と言うて立ち上りました...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...また其れよりも農家の一大事...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...人類の年代記はただ各人種がこの二大陸をば東西南北に往来漂泊したるの一大事実にして欧州古今の歴史はただ人種運動の歴史というもあえて過言にあらざるがごときを見るなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...お靜の命が絶たれては一大事...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人類(じんるい)の文明(ぶんめい)の歴史(れきし)の上(うへ)に一大事件(いちだいじけん)でありまして...
濱田青陵 「博物館」
...人生の一大事に逢着するというようなことにはならないのである...
久生十蘭 「春の山」
...茲に彼の全生涯に影響を及ぼすに至つた一大事件の出来したことを見逃しにする訳にはゆかぬ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...目の前のお勤めが一大事だと分かり始めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...滑稽でしょう? 御亭主の顔にかかわっては一大事と...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お家の一大事」とばかり...
吉川英治 「江戸三国志」
...一大事たあ耳寄りだ...
吉川英治 「剣難女難」
...宰相(さいしょう)(尊氏)の中軍も突かれなどしたら一大事です...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏の一大事ぞと...
吉川英治 「私本太平記」
...一大事だ」彼は、たちまち、馬を回(かえ)して、野霜の方へ、駈けて行った...
吉川英治 「平の将門」
...一大事です……」と息をかすらせたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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