...いな東亜数億の人々が一団となって最大の能力を発揮しなければなりません...
石原莞爾 「最終戦争論」
...入口近く一団となって寝ている...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...老荘に至るまでのあらゆる思想がことごとく融合して一団となっているように見える...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...一団となって青い房のように...
徳永直 「麦の芽」
...警官が一団となって姿を潜ましていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...白人も土人も一団となって復旧作業に忙しく働いた...
中島敦 「光と風と夢」
...そうして、その雲の峰をよく見ると、真裸(まはだか)な女性(にょしょう)の巨人が、髪を乱し、身を躍らして、一団となって、暴(あ)れ狂っている様に、旨く輪廓(りんかく)を取らした...
夏目漱石 「それから」
...「それッ」六人は一団となって飛び込みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水天一髪の間に捕捉しがたい淡青色の一団となって消えうせようとするころ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...こういう花が一団となって目ざましい壮観を現出し...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...一団となって流れて来る河水は...
本庄陸男 「石狩川」
...彼らが一団となって移動する力を有ち...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...談笑し議論しながら一団となって来る若き革命家たち...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...一団となって上京して来た少年たちの一人...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ほぼ十人ぐらいが一団となっていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...大量の兵が一団となって...
吉川英治 「三国志」
...七の少年ばかり一団となっている小姓組などは...
吉川英治 「新書太閤記」
...蓬壺(ほうこ)の客もまた一団となって繰り出した...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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