...入口近く一団となって寝ている...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...三十人の人が一団となってこの別府に来る...
高浜虚子 「別府温泉」
...一団となって反対した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...息をつめ一団となって狂い廻った...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...幕内から三役以上と見えるやからが一団となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...一団となって五重の塔の外へ出た時は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それッ」六人は一団となって飛び込みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一団となってどこか付近の野原をしばらく散歩することを許されるときで...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...こういう花が一団となって目ざましい壮観を現出し...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...子供達は一団となって彼におそいかかって...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...新潟から身売娘が三十人一団となって上京した写真も目にのこっている...
宮本百合子 「暮の街」
...一団となって上京して来た少年たちの一人...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ほぼ十人ぐらいが一団となっていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...数名一団となって或る店に雇われていた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...同盟国の最高君主が一団となって...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...七の少年ばかり一団となっている小姓組などは...
吉川英治 「新書太閤記」
...……また、御牧(みまき)三左衛門どのの一軍も、敵の重囲に落ちて、苦戦を極め、辛うじて、御牧どの以下、およそ二百ばかり、一団となって、西久我の部落まで、落ちのびておられましたが――その御牧どのが、それがしを見て申さるるには――はやここもこれまで、御主君には、一刻もはやく、勝龍寺の城へ退いて、御籠城(ごろうじょう)の用意あるか、さもなくば夜のうちに、江州(ごうしゅう)へお落ちあるこそ良策と思われる...
吉川英治 「新書太閤記」
...蓬壺(ほうこ)の客もまた一団となって繰り出した...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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