...彼の親父も村議の一員として村政にあずかっていたのである...
犬田卯 「瘤」
...中国船平靖号の一員として...
海野十三 「火薬船」
...家族の一員として相応に働きいることなれば...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...土人部落の一員として...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...――さてこの平凡な日々の持っている原理が日常性なのである(無論私という個人は社会又は階級の一員として...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...吾々の存在の根拠たるこの神的愛に於て初めて吾々は団体の一員として活動することが出来る...
戸坂潤 「辞典」
...自分を本当に大衆の一員として自任し得なければ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...社会の有機的一員としての自覚...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...文士小説家が社会の一員として認識せられた事もこの新現象の中に加へべきものであらう...
永井荷風 「来訪者」
...このままこの家庭の一員として...
中里介山 「大菩薩峠」
...お延はついに社交上の一員として相当の分前(わけまえ)を取る事ができなかった...
夏目漱石 「明暗」
...僕がまだ人間の一員として社会に存在しているという確証を握る事ができるからです...
夏目漱石 「明暗」
...――人類の一員として...
牧野信一 「鏡地獄」
...その一員として列席しておいでになったのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...……ですから万一閣下がその電文を握り潰してお終(しま)いになるような事がありますれば私は大和民族の一員として...
夢野久作 「暗黒公使」
...相応(そうおう)仲間(なかま)の一員として愛護されて生きてゆかれるだけの組織にはなっている...
吉川英治 「江戸三国志」
...家族の一員として神仏が入っている...
吉川英治 「親鸞の水脈」
...郷土史研究会の一員として...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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