...私は関東木材労働組合の一員として芝浦から上野までデモったことがある...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...また人類の一員として...
石原莞爾 「新日本の進路」
...突然皇居御造営について私もその事に当る一員として召し出される旨の命令を受けて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...かつかつながら有閑階級の一員として暮して行くことの出来る身として...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...かれはまた第二軍の写真班の一員として従軍した原杏花(はらきょうか)の従軍記のこのごろ「日露戦争実記」に出始めたのを喜んで読んだ...
田山花袋 「田舎教師」
...当時は世界第一であったナウエンの無線電信発信所を見物したのもこの見学団の一員としてであった...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...――さてこの平凡な日々の持っている原理が日常性なのである(無論私という個人は社会又は階級の一員として...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...家族の一員としての隷属から...
戸坂潤 「社会時評」
...各社会人が又国家の一員としての資格に於て初めて人間なのだからである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...社会の有機的一員としての自覚...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...洗君も社員の一員として専ら小説の絵を担当し...
中里介山 「生前身後の事」
...社会の一員として優に他を教育すべき地位に立っている...
夏目漱石 「草枕」
...ある協会の主要な一員として...
夏目漱石 「行人」
...僕がまだ人間の一員として社会に存在しているという確証を握る事ができるからです...
夏目漱石 「明暗」
...けっして英国人の奴婢(どひ)でない以上はこれくらいの見識は国民の一員として具(そな)えていなければならない上に...
夏目漱石 「私の個人主義」
...マリア・テレジアの別荘に合唱団の一員として伺候し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...光秀も奉行の一員として加わっていたので...
吉川英治 「新書太閤記」
...家族の一員として神仏が入っている...
吉川英治 「親鸞の水脈」
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