...また偉大なるカッツェンエレンボーゲン家の一員として...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...他日社会の一員として活動する人格如何(いかん)は...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...当時は世界第一であったナウエンの無線電信発信所を見物したのもこの見学団の一員としてであった...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...決して大衆の一員としては安住していない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...各社会人が又国家の一員としての資格に於て初めて人間なのだからである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...僕がまだ人間の一員として社会に存在しているという確証を握る事ができるからです...
夏目漱石 「明暗」
...けっして英国人の奴婢(どひ)でない以上はこれくらいの見識は国民の一員として具(そな)えていなければならない上に...
夏目漱石 「私の個人主義」
...その人は社会の一員として取扱われぬ不幸に陥(おちい)る...
新渡戸稲造 「自警録」
...マリア・テレジアの別荘に合唱団の一員として伺候し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その最も小さな一員として...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...維納也等に於いて新聞班の一員として勤務す...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...――人類の一員として...
牧野信一 「鏡地獄」
...因縁浅くない故宮城長五郎氏夫人宮城たまよが主要な一員として参加しているのである...
宮本百合子 「石を投ぐるもの」
...何か生産的な集団の中に目立たぬ一員として参加し...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...その一員として列席しておいでになったのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...村民は私をも隣組の一員として取扱ってくれるようになって来た...
横光利一 「夜の靴」
...相応(そうおう)仲間(なかま)の一員として愛護されて生きてゆかれるだけの組織にはなっている...
吉川英治 「江戸三国志」
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