...彼は死線を越えて一命を取り留めた...
...撃墜されたパイロットは大けがを負ったが、一命を取り留めた...
...重傷を負ったけど、一命を取り留めた...
...交通事故にあったが、病院に運ばれた幕際で一命を取り留めた...
...一命はとりとめたようである...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...その名誉のために一命を賭(と)したのでありながら...
太宰治 「女の決闘」
...405テチス今われ訪ひ來る、一命の恩、鬢毛(びんもう)の美なる神女に正にわれ報いん時は今到る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...危ないところで一命だけはとりとめているのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...道庵の一命を助けてこの世に送り出したばっかりに...
中里介山 「大菩薩峠」
...平生(ふだん)隊中の者に謂(い)つて居たさうです……僕は阪本氏の為めなら何時でも一命を捨てるつてネ……果して龍馬が斬られて同志が新撰組へ復讎に行つた時...
楢崎龍、川田雪山 「千里の駒後日譚拾遺」
...危うく一命を棒に振るところだったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いわば一命を捧げて君国のために血を流したのだが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...藩家のために一命をなげうつという壮烈な意気に酔っていた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...特に一命を助けて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...この統の一命はともかく...
吉川英治 「三国志」
...すでに一命はあきらめ果てていたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...なにか気に食いませんか」「きさまの一命はわしに助けられたものだったな...
吉川英治 「私本太平記」
...一命(めい)にはさわりのないように...
吉川英治 「神州天馬侠」
...少年の日、この人に、あやうい一命を、助けられたことがある...
吉川英治 「平の将門」
...かれの一命助けました」と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...刑場の露となる愛子郁次郎の一命だけは...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...彼女の一命に、もしものことでもある場合には、永遠の闇に、この事件の心臓は活動を停止してしまうほかないのである...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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