...彼は死線を越えて一命を取り留めた...
...撃墜されたパイロットは大けがを負ったが、一命を取り留めた...
...重傷を負ったけど、一命を取り留めた...
...交通事故にあったが、病院に運ばれた幕際で一命を取り留めた...
...たちまちその火に当たって一命を取らるるといいて...
井上円了 「おばけの正体」
...うちどころが悪く一命をおとすとか...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...そのまゝ奥へお這入りになったのでござりました」三成が順慶の一命を許してやったのは...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...一命に関わる場合もあり得る...
谷崎潤一郎 「細雪」
...舅のえんにすがって一命をつなぐのは卑怯だとおもうことが一つ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...あゝクロニオーン願くはわれの祈りを受け納れよ!危難逃れて一命を保つを許せ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...而して一命絶たんとし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかしこれがために軽々しく一命を捨て...
新渡戸稲造 「自警録」
...一命を賭(と)して吐露する...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...私は厠にゐたため一命を拾つた...
原民喜 「夏の花」
...成程一命に関(かか)わるような大した事ではないが...
二葉亭四迷 「平凡」
...おまえさまばかりか安之助さまの御一命にもかかわると存じます...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そして其猫は此一大事業を果して其一命を終へたのだが...
山本宣治 「婦人雑誌と猫」
...一命を賭しての御庇護(ひご)...
吉川英治 「大岡越前」
...てまえの功はおろか一命もなかったところです」と...
吉川英治 「三国志」
...大塔ノ宮は吉野の孤塁(こるい)に、千早は敵の重囲のなかで、明日の望みはおろか、一命すらも、いつ北条の寝刃(ねたば)に会うやらと、日々が露の身のおここちだった...
吉川英治 「私本太平記」
...(――自分の一命も...
吉川英治 「新書太閤記」
...その一命をとるに何の苦もない――彼の手もとと彼の眼にぎくとしたからである...
吉川英治 「新書太閤記」
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