...彼は死線を越えて一命を取り留めた...
...撃墜されたパイロットは大けがを負ったが、一命を取り留めた...
...重傷を負ったけど、一命を取り留めた...
...交通事故にあったが、病院に運ばれた幕際で一命を取り留めた...
...然れば、私大(おほい)に仰天致し、早速下男共々、介抱仕り候所、漸(やうやく)、正気づき候へども、最早立上り候気力も無之、「所詮は、私心浅く候儘、娘一命、泥烏須如来、二つながら失ひしに極まり候...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...そのとき彼が一命を助かったということは...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...舅のえんにすがって一命をつなぐのは卑怯だとおもうことが一つ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...其一命を失はむ』422 II 858 のエンノモスは別人...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...元より一命は無き所存――さりながら...
直木三十五 「南国太平記」
...道庵の一命を助けてこの世に送り出したばっかりに...
中里介山 「大菩薩峠」
...不思議の事にて一命を拾ふたりとのみにて...
福沢諭吉 「帝室論」
...やっと一命だけは継ぎとめたものの...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...家名や一命を賭けて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ここはわれらが一命を投げだして正面から酒井侯と対決し...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その一命だけは助けてやったが...
吉川英治 「三国志」
...身の一命を、いかにつかうかも、そのときに悔いなき思慮をいたすがよい」「…………」「わかったか、正行」「…………」「わからぬのか」「…………」「これほど、理(ことわり)をわけて父が申すのに、なお得心がつかぬとは、そなたもほどの知れたやつ、頼もしからぬ子ではある」「…………」正行は顔を上げたが、何もいえなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...「一命を助けてとらせた礼を残して行きやれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...一命を賭(と)して引き出しに参ったのでござる...
吉川英治 「新書太閤記」
...……為に、前田殿のお顔をたてられて、一命のみは、宥(ゆる)してとらせんとの、仰せでござる...
吉川英治 「新書太閤記」
...からくも一命を助けられ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一命は助けてとらそう...
吉川英治 「源頼朝」
...刑場の露となる愛子郁次郎の一命だけは...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索