...今回の謝恩会には、各学科から一名代表者を推薦していただくことになっています...
...第一名が好(い)いではないか...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...中山道の一名驛、新道出來て衰へ、汽車出來て更に衰へしも、一たび西洋人の避暑地となりてより、一旦すたれし輕井澤もやゝ生氣を帶びたり...
大町桂月 「碓氷峠」
...横濱八王子間の一名所として...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...衆議院に一名の政友を有せずと目せられたる山縣侯は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「コラ馬鹿な事を言っちゃいかん、あれは宮尾君じゃないか」「そうさ、宮尾敬一郎君、一名判官三郎だ、宮尾君の体術の鮮かさは、僕のような山男流とは又違うよ」「出鱈目(でたらめ)を言うな」「出鱈目か出鱈目でないか、宮尾君の顔を見るがいい、そら笑ってるだろう、判官三郎は、僕の為に、男爵の金庫から設計図を取り返してくれた恩人だから、どんな事があっても言わない積りだったが、宮尾君の顔をみると、云っても宜(よろ)しいと書いてあるから、君の迷いをはらすために教えてやるんだ...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...そこで私はオニグルミ一名チョウセングルミをもって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...さて武蔵国相模国山中にイハチサ一名イハナとて葉はげにも菜蔬のチサの葉に似て石転(イワワ)の苔むしたる所におふものあり...
牧野富太郎 「植物記」
...前の交譲木はこの楠の一名である...
牧野富太郎 「植物記」
...地踏菜 苔ヲ食フ一名地耳状チ木耳ノ如(ごと)ク春夏ニ雨中ニ生ズ雨後ニ采リ熟シテ食フ日ヲ見レバ即チ枯没ス地踏菜...
牧野富太郎 「植物記」
...一名を歯ふき仏とも称(とな)えたそうであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...――わが願うところは、彼を招いて、味方にしたいのだが、誰か徐晃を説いて、降参させる者はないか」すると、一名、「私に仰せつけ下さい」と、進んでその任に当ろうという者が現れた...
吉川英治 「三国志」
...一名の怪しげな武芸者ていの男を捕えて参りましたので」「うむ」「役所へ曳いて参るまでは...
吉川英治 「新書太閤記」
...妙覚寺の大門の前にただ一名で立ちはだかり...
吉川英治 「新書太閤記」
...長浜から幕僚(ばくりょう)の一名が...
吉川英治 「新書太閤記」
...誰も彼を待ったらしい者は一名もないのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...吉岡道場へもどって来た一名の門人がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...従者はいつも侍三名に小者一名ぐらい召連れ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――綾部大機もその一名なのじゃ」「……あ...
吉川英治 「柳生月影抄」
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