...東西一双の白玉瓊(はくぎよくけい)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...炬(きょ)の如き一双(いっそう)の眼...
泉鏡花 「凱旋祭」
...あの第一双十節前後のことで...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...ずっと第一双十節の後まで...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
......
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...それに高松宮様にお輿入れの徳川喜久子姫さまがお持ちになる二曲一双の日が迫っており...
上村松園 「帝展の美人画」
...金屏(きんびょう)に畳の縁は流れゐる一双の片方くらし金屏風十二月十五日 浅草探勝会...
高浜虚子 「六百句」
...「ただいまボートが一双裏の船着きへ到着いたしましてございます...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...この一双の理論的戯画を...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自然弁証法と史的唯物論との一双の「科学的世界」として明らかにしたと思う...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そういう論理的一双性乃至二体性を持たぬ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...彼の眼(まなこ)の奥には又一双の眼(まなこ)があって重なり合っている様な光りと深さとが見える...
夏目漱石 「幻影の盾」
...六曲一双の屏風だよ」平次は妙なことを言ひ出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「屏風はこれですね」部屋の隅に立ててある六曲一双の屏風...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その詠んだ歌に雁一双を添えて贈り物にしたこともある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...ただし虎は必ず牝牡一双を生むもの故...
南方熊楠 「十二支考」
...一双の朱唇萬客嘗る遊女で...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...それに一双の豚を飼養し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
便利!手書き漢字入力検索