...東西一双の白玉瓊(はくぎよくけい)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...その片双を描き添えて一双にすれば...
上村松園 「画道と女性」
...兎もあれ一双揃わねば意味をなさぬ...
上村松園 「画道と女性」
...一双の図組の中に出ている気分は...
上村松園 「虹と感興」
...今は高松宮家に納まっています一双の御屏風も...
上村松園 「虹と感興」
...やはり屏風一双に描いたもので...
上村松園 「虹と感興」
...「ただいまボートが一双裏の船着きへ到着いたしましてございます...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...一双しかない橈舟はすでに中流に出ていて...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...潤(うるお)いのあるきらきらした一双の眼のために...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...其者にわれ與ふべし一輛の戰車並びに一双の 310駿馬...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...花鳥の金屏風が一双飾ってあったが...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...その前には鶴と浪(なみ)を一面に描いためでたい一双の金屏風(きんびょうぶ)が立て廻してあった...
夏目漱石 「行人」
...六曲一双へ墨だけで...
山本周五郎 「おれの女房」
...「――まずあの六曲一双を描きあげたいと思いまして」「結構ですな...
山本周五郎 「おれの女房」
...さっそく麹町六番町の仮寓へ訪ねると六曲一双の屏風へ五頭の虎を描いていた...
山本笑月 「明治世相百話」
...四方の観棚(ロオジユ)の卓を離れて出る一双宛(づゝ)の人間が入(いり)乱れ乍(なが)ら素晴しい速度で目も彩(あや)に踊つて廻るのは...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...必ず一双であるべき筈のものに違ひない...
吉川英治 「折々の記」
...また秀潤な傑作といわれている六曲屏風一双の「蘆雁図」は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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