...それから一刀両断に早くこの喜劇の結末をつけたいのとで...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...いまはただ憎い奴(やつ)を一刀両断に切り捨てるまでだ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...その言語道断の奴を一刀両断にも為(な)し難い――というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...いずれも一刀両断にしてやられるか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんど参ったら一刀両断にしてやると意気込んでいる有様じゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一刀両断にしてみたいのじゃ...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...生胆取りの生胆に花火が散つて夜が来た東西!東西!そろそろ男との大詰が近かづいて来た一刀両断にたちわつた男の腸にメダカがピンピン泳いでゐる...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...一刀両断に切りつけた男の腸にメダカがぴんぴん泳いでいる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...鶏の生胆に花火が散って夜が来た東西! 東西!そろそろ男との大詰が近づいたよ一刀両断に切りつけた男の腸にメダカがぴんぴん泳いでいた臭い臭い夜だよ誰も居なけりや泥棒にはいりますぞ!私は貧乏故男も逃げて行きましたあゝ真暗い頬かぶりの夜だよ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...一刀両断にもしかねないところだ...
久生十蘭 「春雪」
...一刀両断に斬り棄てました...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...二人は突かれ一人は一刀両断になったが...
吉川英治 「剣難女難」
...大月玄蕃を一刀両断に鐘巻自斎を一本打ち込みさえすれば文句のないことだ……」酔後には独り云い訳のように呟(つぶや)くのだった...
吉川英治 「剣難女難」
...本来は一刀両断に斬って捨てるところだが...
吉川英治 「三国志」
...鍾進は一刀両断に斬りすてられた...
吉川英治 「三国志」
...一刀両断にするぞ...
吉川英治 「三国志」
...王双のために一刀両断にされました...
吉川英治 「三国志」
...一刀両断にやッてのけた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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