...一再考慮した結果、その案は没になった...
...彼女が一再び私に話しかけてきた...
...彼の弁明は一再び聞くに耐えなかった...
...今回は一再度その手順を教えてもらえますか?...
...一再申込みしてもらえますか?...
...ロックフェラアに金を借りることは一再(いっさい)ならず空想している...
芥川龍之介 「十円札」
...思わず耳を蔽(おお)いたくなる事は一再(いっさい)でない...
芥川龍之介 「毛利先生」
...随分いやな頼まれごとでも快く承諾されたのは一再でない...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...一再(いっさい)ならず入会することを勧められてさえいました...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...一再ならず私は見せつけられたものです...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...白刃を擬したことも一再ではないらしい...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...「もう此(この)辺で打ち切ろう」と思った事は一再でなく...
野村胡堂 「捕物小説のむずかしさ」
...続随子(小野蘭山筆)秋海棠私はこれまでに秋海棠が日本に自生していると聞かされたことが一再ではなかった...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...湯屋の二階で見かけることも一再ではないようになった...
正岡容 「小説 圓朝」
...彼は一再ならず大ブカリアを侵略した...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...せっかく村へよこされたトラクターが深夜何者かによって破壊されたという例は一再ならず我々の耳目にさえふれたのである...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...もちろん俺が斬ってやろうと一再ならず思ったが...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...このように冴えない・不吉な・顔色や顔つきを示すことも一再ならずあったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「はてな?」と思わせられた例は一再でないし...
吉川英治 「私本太平記」
...高時の風狂的発作は一再でないが...
吉川英治 「私本太平記」
...――いやそんな御奇特(ごきとく)は一再(いっさい)でない...
吉川英治 「私本太平記」
...これに近い慨嘆を聞かされるも近来一再ではない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ふと生命の戦慄に足もすくんでしまうことは一再でない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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