...一再考慮した結果、その案は没になった...
...彼女が一再び私に話しかけてきた...
...彼の弁明は一再び聞くに耐えなかった...
...今回は一再度その手順を教えてもらえますか?...
...一再申込みしてもらえますか?...
...胸を冷せしことを一再のみならず...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...此(こ)の間(かん)金解禁(きんかいきん)の計畫(けいくわく)をしたのは一再(さい)に止(とゞ)まらなかつたが...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...随分いやな頼まれごとでも快く承諾されたのは一再でない...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...また黎明の荘大なる光景に接せしこと一再に止まらなかった...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...一再(いっさい)ならず入会することを勧められてさえいました...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...一再ならず、アントニオ暗殺の計画が、ブリュッセルとエスキュリアル(スペイン王宮)とで計画された...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...憤然と荷物をまとめにかかったことも一再にとどまらないのだが...
谷譲次 「踊る地平線」
...妻の身としてそれを夫に済まなく思ったことも一再ではなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...互いに競争者の位置に立ったことも一再ではなかったが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...雛型作りだけでも一再でないし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...近藤巡査が手柄をたてたのも一再にとどまらなかった...
中村地平 「霧の蕃社」
...我に語りしことも一再ならず...
西村陽吉 「遥かなる憧憬」
...これは誰にも一再ならず迫つてくる實感であらう...
三木清 「人生論ノート」
...勿論俺が斬ってやろうと一再ならず思ったが...
三好十郎 「斬られの仙太」
...こちらがいらいらする例は一再ならずでありました」「……あるな...
吉川英治 「私本太平記」
...――いやそんな御奇特(ごきとく)は一再(いっさい)でない...
吉川英治 「私本太平記」
...まことに切なる御書状が一再ならず参っておる...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぜひ譲り受けたいなどの交渉は一再でなく...
吉川英治 「新・水滸伝」
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