...そうめんを茹でる時に、分一入れることで麺がきれいに茹であがる...
...熱い飲物が一入うれしく感じられます...
石川欣一 「山を思う」
...江戸時代の面影が半ば残っていて一入(ひとしお)なつかしいものがあった...
上村松園 「四条通附近」
...海中は潜水艦が五隻も繰出されて一入(ひとしお)...
海野十三 「地球発狂事件」
...全国民をまた一入(ひとしお)感激させたのであった...
海野十三 「東京要塞」
...男の好奇心は一入(ひとしお)激しくなりまさった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...一入(ひとしお)女振を上げて見せて...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...そうした思し召しが一入(ひとしお)お深いと洩(も)れ承りまする先帝(明治天皇の御事)には...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...哀れは一入(ひとしほ)深し...
高山樗牛 「瀧口入道」
...空気が湿っていないためか、一入香りは高く、快く鼻の粘膜を刺戟する...
外村繁 「日を愛しむ」
...一入(ひとしお)哀悼に堪えないのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...物凄さもまた一入(ひとしお)です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...我々をして洵に一入淋しさを感ぜしめる...
濱田耕作 「シュリーマン夫人を憶ふ」
...そういう時には一入(ひとしお)実感を出すために彼は眼を細く閉じさえしたものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それが一入(ひとしお)淋しく感じられた...
牧逸馬 「上海された男」
...寄道(よりみち)したお蔭にこの悪い道を歩かせられしため暑さも一入(ひとしお)なり...
森鴎外 「そめちがへ」
...私たちを一入(ひとしお)この島の人たちや風物に近づけました...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...一入(ひとしお)省みないわけにはゆきませんでした...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...農村の風情を一入(ひとしお)美しくします...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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