...じっとその心を制(おさ)えて一休みすることにする...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...畑の中に長々と両足を投げ出して一休みしている人々もあった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...この峠の頂上で一休みして...
太宰治 「富嶽百景」
...「そんじゃ、飯(めし)でも喫(く)って、一休みして、はじめるかの」と、一人は体を起して両手を端(さき)さがりにうんと拡(ひろ)げながら背のびをした...
田中貢太郎 「岩魚の怪」
...「さあ、こゝで一休みだ...
土田耕平 「峠」
...松木は一休みもしなかった...
豊島与志雄 「古井戸」
...わたしも一休みしやうか...
永井荷風 「買出し」
...百花園に一休みした後...
永井荷風 「雪の日」
...藤澤あたりの道端で一休みしたついでに松の木蔭で辨當を食つてゐた時...
永井荷風 「羊羹」
...それから鳥鍋へ行って夕食し、帰って一休み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一休みして他の連中と別に...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一休みすると、「春のサーカス」新しいものだから暇がかゝる、これで夜があけちまった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...部屋で一休み、十時半頃より舞台稽古、序幕から...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...漸く橋のあたりまで達すると胸を撫でゝ一休みするのが常だつた...
牧野信一 「籔のほとり」
...こんな様々の感想をもって、一休みして、夕飯に下りたら島田から速達が来ています、何だろう、と云ってあけたら、「本日は至急御通知することが出来ました」という冒頭で、達治の嫁がきまり、先方はいそがしくもあるし七日以後にと申しますが、当日の式服だけでよいからということにして、お客は秋になってすることにし、式を六月六日に挙行...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ここで一休みしておやつをたべて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...途中(とちゅう)で一休みするために...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...一休みする間もなく各自(めいめい)に...
夢野久作 「狂人は笑う」
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