...ぐっしゃり一まとめに土塊(つちくれ)のように置いてあった...
伊藤左千夫 「奈々子」
...廣尾からこちら(は十勝の郵便範圍だ)の雜記原稿を一まとめにして郵送した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それを一まとめにしてこわきにかかえ...
江戸川乱歩 「大金塊」
...最後の日其を一まとめに自分で整理して置いたものを私に渡して...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...今は一まとめにして殺されるか...
武田麟太郎 「現代詩」
...こうしたものを一まとめにして...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それを一まとめにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...今迄発表した作品は一まとめにして折カバンの中に入れておきました...
原民喜 「遺書」
...あるいは全部を一まとめにして投げ捨てるかするつもりだったのだろうが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...以上のことは一まとめにしていっても...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...「風立ちぬ」を一まとめにして氣に入つた本にして置きたいものだと...
堀辰雄 「七つの手紙」
...稀には――」「面白い?」「馬鹿な――」「いつまでも残して置くつもり?」「いまに一まとめにして焼き棄てゝでもしまはうか? と思つてゐる...
牧野信一 「冬の風鈴」
...斯うした種々の気持は皆一まとめになって物音もしない熱気の漲る病人の小部屋にながれて行くのであった...
宮本百合子 「黒馬車」
...ただ新刊書を一まとめにして...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...ただ応募した作家たちが一まとめに派遣されただけで...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...この一まとめの話がすんでからにいたしましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今度は麻布を一まとめに買おうとしても...
柳宗悦 「全羅紀行」
...私は先生の死に際して諸君が先生の全著書を一まとめにしてあらためて鑑賞されんことを希望する...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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