...ぐるぐる一つ所を廻つてゐる中に...
芥川龍之介 「芋粥」
...じっと一つ所を見つめたまま...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...悔んでも仕方のないことだと思いながら又一つ所へ考が落ち込むのを防ぎようがなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...土砂に埋まって一つ所に動かなくなっていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...尤(もっと)も席は六人が一つ所と云う訳には行かないであろうこと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いつも一つ所にじっとして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...一つ所ではなく、あちこちで、雨戸にことりと音がした...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...こういう連中がいつでも一つ所に落ち合っては...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...のべつ同程度の強さを有して時間の経過に頓着(とんじゃく)なくあたかも一つ所にこびりついたように固定したものではない...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...その男はそれ以来二三カ月の間何か考え込んだなり魂が一つ所にこびりついたように動かなかったそうである...
夏目漱石 「行人」
...一つ所(ところ)を復習してゐたが...
夏目漱石 「それから」
...守宮(やもり)はまだ一つ所に映(うつ)つてゐた...
夏目漱石 「それから」
...所が此趣味は名前のあらわす如く出来る丈(だけ)長く一つ所に佇立(ちょりつ)する趣味であるから一方から云えば容易に進行せぬ趣味である...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...一つ所に落着けず...
羽志主水 「越後獅子」
...何なりと一つ所望を申して呉れ...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...いつも一つ所にじっとして耕作をしていたとは限らない...
柳田国男 「故郷七十年」
...あるいは一つ所に立ち止まって長いこと考えていたりしたが...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...婦人は何處か一つ所を凝と無愛想に見つめてゐる...
若杉鳥子 「烈日」
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