...若し一つの言葉の美しさに恍惚たること能はざるものは...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...一つ一つの言葉まで思い出すことができたのです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「モミの木」
...一つ一つの言葉に定義を下して...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...一つの言葉が出来る前には人間の感覚知覚は経験と記憶聯想によって結合され...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...之はもはやただの一つの言葉でしかないのであって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それが一つの言葉となってゆくのだ...
豊島与志雄 「風景」
...また起信論の中の一つの言葉でございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初のたった一つの言葉がわたくしの全知覚を奪い...
西尾正 「墓場」
...一日にタッタ一つの言葉しかおしえませんでした...
久生十蘭 「手紙」
...という一つの言葉だけが...
火野葦平 「糞尿譚」
...初めの一つの言葉や言い回しによって...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...突然一つの言葉を発したのよ!」学生は慌てゝ身じまひをして...
牧野信一 「鸚鵡のゐる部屋」
...ただ一つの言葉ですよ...
三好十郎 「好日」
...ところが同じく彼らに言われたもう一つの言葉においては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ある者は一つの言葉一つの比較に拘泥している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...重要な大昔の一つの言葉でも...
柳田国男 「海上の道」
...もとは一つのもの一つの言葉だったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...風流は所詮意志をも含み感性的直感をも含む意志でもなく直感でもない分析禁断の独立的なる綜合的認識形式としての一つの言葉である...
横光利一 「新感覚論」
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