...私は一から十まで手まね身振りで指図しなくてはならなかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...貴方の生命は、一から十まで、みんなあたしの掌(て)の中(うち)に握られてしまってるのよ、今になってそれに気のついた貴方はどうかしてやしない……」「……」「アッ、貴方は短銃(ピストル)を握っているわね...
海野十三 「振動魔」
...一から三までの三事件九カ月半の刑期もこの保釈中に勤めあげた...
大杉栄 「獄中記」
...一からげの大きな荷がかれらの持物全部を含んでいた――ベッド...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...マイスターたちは、何でも無いものを、主観に依って美しく創造し、或いは醜いものに嘔吐(おうと)をもよおしながらも、それに対する興味を隠さず、表現のよろこびにひたっている、つまり、人の思惑に少しもたよっていないらしいという、画法のプリミチヴな虎の巻を、竹一から、さずけられて、れいの女の来客たちには隠して、少しずつ、自画像の制作に取りかかってみました...
太宰治 「人間失格」
...一から順番に話しますね...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...一から十まで聞いてしまったが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...和戦の交渉一から十まで尾張藩一箇の働きで...
中里介山 「大菩薩峠」
...はじめて旅に出たお銀様が一から十まで...
中里介山 「大菩薩峠」
...あるいは一から考えるならば...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...一から十まで聽いたに違ひない」「それからどうした」「無禮者...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それで一から六まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...謙一から時計を靜かに受取つて...
林芙美子 「就職」
...一から順に本読みである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...むしろ一から十まで...
正岡容 「寄席」
...二〇分の一から六〇分の一に至るほどに大きく違っている時に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...民俗(2)第五図ボーラズは一から三箇までの石丸を皮で包み...
南方熊楠 「十二支考」
...その起點が單位一から始まつてをるのです...
吉川英治 「折々の記」
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