...其顔面筋肉の二三ヶ所に...
石川啄木 「雲は天才である」
...排水の落口といふのは僅に三ヶ所...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...その沢山の管が或る一ヶ所に集まるやうになつてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...もう一つデニー塔のあったアリゾナの二ヶ所に建てられた...
海野十三 「火星探険」
...画面に三ヶ所の白い塗り潰(つぶ)しの箇所をこしらえた...
海野十三 「すり替え怪画」
...その日のうちに数ヶ所から...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...朝廷の命令で八段に斬り八ヶ所に埋めたのもその一例であり...
中山太郎 「屍体と民俗」
...蝙蝠(かうもり)の様に吸(す)ひ付いた人間(にんげん)を二三ヶ所点綴した挿画(さしゑ)があつた...
夏目漱石 「それから」
...肩に打撲(うちみ)が一ヶ所...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...神田中だけでも三ヶ所の放け火があつた――最初の一つは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...以上五ヶ所へ捨札を建てゝ火焙(ひあぶ)りの極刑に處せられるのですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...傷は左肩の下五寸ほどのところ、竹光を着物の上から突っ立てて、肉が無慙(むざん)にはぜておりますが不思議なことに、竹光を突っ立てた傷の周囲(ぐるり)に、二ヶ所ほど、別の軽い傷があって、それは、洗ってみると、血がにじんだ様子もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今晩の火は一ヶ所だけかな」「四つの仮名は何でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五ヶ所十ヶ所と天下の通用金が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...風呂場にくつついてゐる外科の出張所と二ヶ所で行はれる...
北條民雄 「癩院記録」
...二ヶ所血のにじんでいる薄手を負うている...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...塔の正面の丹(たん)を塗つた三ヶ所の汚れた扉は薄黒(ぐろ)く時代の附いた全体の石造(づくり)と調和して沈静の感を与へた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...窓は一ヶ所もなく...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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