...あすこには酒がワンワンとあるに違いないと思って大人しくしていた...
石川欣一 「山を思う」
...卓を叩いてワンワン詰め寄るかのように見えた...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...まだワンワンと居た...
海野十三 「蠅」
...そして靴が管壁に当ってたてる音がワンワンと反響して...
海野十三 「流線間諜」
...「ワンワン、こちらへおいで」金椎は犬を導いて、自分の室の一隅に入れ、犬と食事を共にし、祈りを共にして、その夜の眠りに就きました...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...あんまり良い智恵じゃないよ――ここ掘れワンワンをしているようなものさ」平次は事もなげですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小判を沓脱(くつぬぎ)の下へ埋めたのは?」「――ここ掘れワンワンか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ワンワン唸っている...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ワンワンほどには行かぬけれど...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ワンワンとほえた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ジョンがワンワンと吠えながら)春子 ジョン! ジョン!(少し離れたところを列車がゴウーッ...
三好十郎 「樹氷」
...わざと犬にワンワン吠えさせたりした...
室生犀星 「幼年時代」
...金襴の着物を着た儘王様の椅子を飛び降りて「ワンワンワンワン」と吠えながら一所懸命に追っかけました...
夢野久作 「犬の王様」
...又もワンワンと寄って来る蚊の群を怖れ怖れシテ柱をまわる時の息苦しかったこと...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...同時にワンワンワンワンと火の附くように吠(ほ)え初めた...
夢野久作 「難船小僧」
...だからワンワンの廃(すた)り物の方がニャアニャアのルンペンよりも遥かに多い訳だ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...さかんにワンワン吠えたてる...
吉川英治 「随筆 新平家」
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