...唐宋(とうそう)時代の茶の湯のロマンスは彼の茶碗(わん)には見ることができない...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...テーブルをはさんで向い合わせたいわゆるロマンス・テーブル...
高見順 「いやな感じ」
...俺たちはロマンス・テーブルについた...
高見順 「いやな感じ」
...ロマンスの洪水の中に生育して来た私たちは...
太宰治 「一日の労苦」
...アメリカの川船を舞台としたロマンスの場面中に...
寺田寅彦 「映画時代」
...都市と農村との対立ということ程ナンセンスなロマンスはないだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...小曲(ロマンス)を二つも彼に歌って聽かせた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...小曲(ロマンス)の一語一語を追うて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...若い頃のロマンスの唯一の名残として...
豊島与志雄 「公孫樹」
...父の気持が――美しいロマンスの潜んでる公孫樹に...
豊島与志雄 「公孫樹」
...夢のような而も熱烈な恋に落ちたなんてロマンスもあるそうだよ...
豊島与志雄 「野ざらし」
...そうして両方とも嘘(うそ)と信じて疑わないほど浪漫斯(ロマンス)に縁の遠い女であった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...虚構のロマンスの世界であるが...
南部修太郎 「探偵小説の魅力」
...そうしたロマンスは紅葉館の花形であった美姫の...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...涼しい風の吹き通る甲板で〈アリアーヌと青髯〉のロマンスを聞きながらラムネを飲んでいると...
久生十蘭 「だいこん」
...二に「凸凹ロマンス」...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ロマンスぶち壊しですね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...わたしのハイ・ロマンスを この空へ 描いてやらううつくしいものわたしみづからのなかでもいいわたしの外の せかいでも いいどこにか 「ほんとうに 美しいもの」は ないのかそれが 敵であつても かまわない及びがたくても よいただ在るといふことが 分りさへすれば...
八木重吉 「秋の瞳」
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