...だいぶ後になって玉那覇先生は「今後の人はこういうものも知っていなくてはいけない」といってイロハと算術を私達に教えた...
伊波普猷 「私の子供時分」
...仮令もう一人の百姓の証人――彼はダンスのイロハも知らない素朴な農夫だ――が...
大阪圭吉 「花束の虫」
...ムシロハルカニソレ以上デアッタ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...公園のロハ台は木の影で涼しかった...
田山花袋 「田舎教師」
...今年二十歳だが碌にイロハも読めぬ女だ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...仲間ハ皆ンナガイロイロハグラカサレタ...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人は日比谷公園のロハ台の上へ...
野村胡堂 「女記者の役割」
...ロハで小屋を荒して歩いちや風が惡いよ」「冗談でせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なおシロハゼ、ユミギ、ナンジャノキなどの方言もある...
牧野富太郎 「植物記」
...そこでイロハから習った...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...本人はロハで動物園を拝見したつもりで笑うて居るから埒(らち)が明かず...
南方熊楠 「十二支考」
......
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ほとんと全部の字以下の地名をイロハまたは甲乙丙丁等にしてしまった...
柳田國男 「地名の研究」
...この日をイロハギというのは意味がありそうである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...勿体(もったい)なくも日本文化のイロハのイの字は...
夢野久作 「近世快人伝」
...イロハ長屋へ落ちて来てからまだ間のない四十前後のよく肥ったカイゼル髯(ひげ)のある男だった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...相沢のイロハ長屋……」と言いかけて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...あれ以来足を抜いているイロハ長屋の...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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