...ロハで寄附させますから...
石川啄木 「菊池君」
...処が少しイロハが読めるやうになつて来ると...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...イロハなどは、もう7とか4とか確定している数字である...
海野十三 「暗号数字」
...上野の山のロハ臺のやうなのの...
小穴隆一 「二つの繪」
...イロハの読めぬ人間は殆ど一人も無くなつたと云ふことは...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...彼はロハベンチに腰を掛けてゐる...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...「グッドバイ」「オォルボァル」「アヂュウ」「アウフビタゼエヘン」「ツァイチェン」「アロハ」等々――...
田中英光 「さようなら」
...芸術座ではイフゲニイ・ザミアチンの「蚤(ブロハア)」をやっていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...殆ド何モ知ルトコロハナイ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...鴎(かもめ)や鴛鴦(おし)やそのほかさまざまの水鳥のいる前のロハ台にかれはまた腰をおろした...
田山花袋 「田舎教師」
...日本ノ国ニアンナトコロハ二ツトナイデス...
中里介山 「大菩薩峠」
...仲間ハ皆ンナガイロイロハグラカサレタ...
中里介山 「大菩薩峠」
...おそらく蕪村が幼時に記憶したイロハ骨牌(ガルタ)か何かの文句を...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...カナメゾツネヨタレソツネはナラムウヰノと続くイロハ四十七字中の字句であるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...本人はロハで動物園を拝見したつもりで笑うて居るから埒(らち)が明かず...
南方熊楠 「十二支考」
...イロハ長屋へ落ちて来てからまだ間のない四十前後のよく肥ったカイゼル髯(ひげ)のある男だった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...このイロハ長屋にあっては...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...相沢のイロハ長屋……」と言いかけて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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