...薬びんのレッテルをよむこともできやしません」しかたがないので電気主任を呼ぶと...
海野十三 「海底大陸」
...ただレッテルの上に...
海野十三 「地獄街道」
...頭痛鎮静剤というレッテルが貼ってあり...
海野十三 「地球盗難」
...ハイカラなレッテルなど貼(は)られ...
太宰治 「美男子と煙草」
...ちょうどいろいろな商品のレッテルを郭大して家の正面へはり付けたという感じである...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...必ずしも「不安」のレッテルを持つ必要はないので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一般にレッテルと中身が一致するかしないかが哲学的に決まってはいないように...
戸坂潤 「社会時評」
...それは云うまでもなく医学博士というのが博士の内で最も高価な価格を約束するレッテルだからである...
戸坂潤 「社会時評」
...この斜面に水平面というレッテルを貼ろうとする支配者当局者の手際の無理さ加減に由来するのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...吾々は言葉とレッテルとに迷わされてはならぬ...
戸坂潤 「読書法」
...企業に於けるレッテルがそれである...
中井正一 「「壇」の解体」
...だが彼は「神童」といふレッテルを貼られるのをひどく厭がつた...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...概念は行爲にとつてその物が如何なる意味を有するかを表はすためにその物に貼りつけられたレッテルの如きものである...
三木清 「認識論」
...赤や青のレッテルをはったびんなどが...
宮島資夫 「清造と沼」
...しゃれたレッテルを貼(は)った朱色の壜があらわれた...
山本周五郎 「青べか物語」
...化粧品のレッテル...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...白いレッテルには右から左へ横へ「吐酒石酸(としゅせきさん)」という活字が四個行列している...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...高さ三寸程……ちょうど西木家の吐酒石酸の瓶ぐらいの横腹に白いレッテルが貼ってあって...
夢野久作 「無系統虎列剌」
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