...所謂レッテルといふ西洋紙刷りのものではあつたが...
岩本素白 「菓子の譜」
...薬びんのレッテルをよむこともできやしません」しかたがないので電気主任を呼ぶと...
海野十三 「海底大陸」
...青レッテルを貼った縮小液の入った壜だった...
海野十三 「蠅」
...その裏側のレッテルに...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...おしろいなどのレッテル意匠...
太宰治 「皮膚と心」
...切手やマッチのレッテルの収集よりは有意義であろうと思っていたが...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...勿論マルクス主義の発達の系統から呼び出されたものではなく(又以前の行動主義の新レッテルとも云えない)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...云わば傍から押しつけたレッテルのようなものに過ぎない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...実在が実在の資格を失ってその代りに表現というレッテルを貼られることではあり得ない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...今度の「赤いレッテル」だけである...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...その当時の印象と「赤いレッテル」から受けた印象とはだいぶ相違している...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...「阿片丁幾(アヘンチンキ)」というレッテルを貼(は)った空(から)のガラス罎(びん)がそのかたわらにあった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...だが彼は「神童」といふレッテルを貼られるのをひどく厭がつた...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...「バルザック」とレッテルの貼ってある白葡萄酒の瓶の横にそのコップがあって...
「赤い貨車」
...レコードのレッテルの色で...
宮本百合子 「きのうときょう」
...あれが原文にブレッテルとしてあったので...
森鴎外 「不苦心談」
...葉巻のレッテルみたいな種痘(ほうそう)のアトが並んでいたり...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...人格なぞいう様々なリボンやレッテルで飾り立てて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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