...まるでレジスターのような数字が幻灯仕掛(げんとうじかけ)で出ているでしょうが」「えっ...
海野十三 「什器破壊業事件」
...被害者はこの店の貴金属部のレジスター係で野口達市(のぐちたついち)と言う二十八歳の独身店員である事...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...私の店の金銭登録器(レジスター)は一日に六千回も記録する...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...たとえば蓄音機円盤が出勤簿レジスターの円盤にオーバーラップするとか...
寺田寅彦 「映画芸術」
...「その白い処へ何がどれ位つて、一寸書いて御覧なさいよ」「がらくたの相場かい?」「がらくただつて、レジスターだの、陳列箱だの色々あるぢやないの?」「うん、あるにはあるさ、だけど、あんなのはみんな担保にはいつてしまつて仕様のないもんばかりだぜ‥‥」「まア、担保つて、何時、そんなことをしたの?」「何時つて、とつくだよ、吾々は何も身についたものありやアしないさ」なか子は、そんなものまで嘉吉が金に替へてゐるとは思はなかつた...
林芙美子 「朝夕」
...しかしあまりにのんびり求婚したある帽子店のレジスター係の女の子...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...レジスターの口があるとおしえてくれた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...外套置場と交換台に当番をおいてレジスターやルーム・メイドが食事(レーション)に行く...
久生十蘭 「復活祭」
...妻道子二十八歳」龍之介はすらすらと一息にレジスター〔(register =記名する)〕して...
平林初之輔 「謎の女」
...帳場のキャッシュ・レジスターを検(しら)べていた海保は...
松本泰 「宝石の序曲」
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