...甚(はなは)だしいのはラムネの製造までもして損をしたというように...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...大きさはラムネのガラス玉を四つ五つあわせたぐらいあって...
海野十三 「透明猫」
...かれはラムネに梨子(なし)を二個ほど手ずから皮をむいて食って...
田山花袋 「田舎教師」
...プラムネーオス産したる 640酒に混ぜる飮料を二人に勸め酌み干さす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ラムネに渇(かわ)いた咽喉(のど)や熱(いき)る体を癒(いや)しつつ...
徳田秋声 「あらくれ」
...あのずつと白い泡の立つ所はラムネのやうで胸がすきるといつた...
長塚節 「旅の日記」
...もうラムネが古風なものになり...
萩原朔太郎 「ラムネ・他四編」
...ラムネを抜いてくれた娘が学校へ行きます...
林芙美子 「小さい花」
...薄い唇をへの字に結んで咽喉のラムネ玉をしきりにあげさげしている...
久生十蘭 「だいこん」
...永田から貰って来たラムネを...
火野葦平 「花と龍」
...「マンか?」「はい」「ラムネをくれ」「はい...
火野葦平 「花と龍」
...ラムネ三本代を払うと...
火野葦平 「花と龍」
...彼は死ぬ前に一時歸依してゐたラムネエの教義を否定し...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...ラムネ代と二銭――より他は使はなかつたわけである...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...次郎吉の胸の中にはいつしかラムネの玉のようなしこりができはじめた...
正岡容 「小説 圓朝」
...ラムネの類ひをひさいでゐたし...
正岡容 「山の手歳事記」
...プルタルコスによるとセイラムネスは「運命および王様の縄ばり」と答えている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すこしばかりの駄菓子とラムネ...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
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