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愛知敬一 「ファラデーの伝」
...年少時代の独歩の愛読書の一つはカアライルの「英雄論」だつたと云ふことである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...更に自然なのはカアライルの詩的精神に触れたことである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...昔者(むかしは)カーライル...
石川啄木 「閑天地」
...「まア、そツとして置け」と、義雄はつづけて筆を運び、カライル、シヨペンハウエル、ニイチエ、ツルゲネフ、メテルリンクなどは耶蘇教國的感化を脱し切れないから、どうしても抽象的傾向を有することを指摘し、「近代の哲學的傾向が、物の分析をやつても、ある程度まで内向的を重んずる樣になつたのは嘉(よみ)すべしだが、何等の能力もない死物もしくは虚無(といふ抽象物)に逆襲的壓迫力があるかの如く見なす思想が盛んになつたのは、生活の法則と思索的論法とを革新すべき任務ある僕等の注意して反對すべきところである」と書いた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ご承知の通りカーライルが書いたもののなかで一番有名なものはフランス革命の歴史でございます...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...カーライルがその話をしたら「実に結構な書物だ...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...この同じピタゴラスが豆のために命を失ったという話がディオゲネス・ライルチオスの『哲学者列伝』の中に伝えられている...
寺田寅彦 「ピタゴラスと豆」
...演説者は濁りたる田舎調子(いなかぢょうし)にて御前はカーライルじゃないかと問う...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...カーライルの歿後は有志家の発起(ほっき)で彼の生前使用したる器物調度図書典籍を蒐(あつ)めてこれを各室に按排(あんばい)し好事(こうず)のものにはいつでも縦覧(じゅうらん)せしむる便宜(べんぎ)さえ謀(はか)られた...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...またハントがカーライルの細君にシェレーの塑像(そぞう)を贈ったという事も知れている...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...後(うし)ろの部屋にカーライルの意匠に成ったという書棚がある...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...ビスマークがカーライルに送った手紙と普露西(プロシア)の勲章がある...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...英国においてカーライルを苦しめたる声は独逸(ドイツ)においてショペンハウアを苦しめたる声である...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...彼はカーライルをして全英帝国よりも重く評価せしめた詩才を作り上げた...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...ゲーテとカアライルの講義のおもしろかったこと...
野村胡堂 「胡堂百話」
...文章險怪なるカアライル...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...カアライルがギヨオテの衣鉢を傳へて一種の汎神論をなし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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