...シヨールに腮を埋めてとぼとぼと燈の入つた街をかへる...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...もう一つの幸いは、ウルスス君が私の所に来て以来、修道院製造のバター、チーズ、タニヨール、果物漬などを中村屋が取扱って全国に配布することになった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...シヨールなど今のやうではなくロシヤの女がしてゐるやうな大きなのであつた...
竹久夢二 「砂がき」
...しかし朝鮮語で夏を意味する言葉は「ヨールム」で熱がヨールである...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...更に堅固のヨールコス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今日は和服にシヨールを纏つた彼女の下りて来る姿を見て...
永井荷風 「男ごゝろ」
...それがマチスやマイヨールの線から...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...もんは守一の膝に自分の廣いシヨールを掛けてやつた...
林芙美子 「秋果」
...花模様のついたタオルを襟巻(シヨール)のやうに首に巻きつけながら鉄砲をとりあげると...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...彼女は立ち上ると白いシヨールを忘れて出ようとした...
横光利一 「火の点いた煙草」
...そのほかにトルレスは一人の少年(ベルシヨール)を育て上げた...
和辻哲郎 「鎖国」
...ヤソ会のインド管区長ベルシヨール・ヌネスは復活祭の後にはもう日本行を決意していた...
和辻哲郎 「鎖国」
...青年のベルシヨールはポルトガル語の理解をすすめた...
和辻哲郎 「鎖国」
...ダルメイダは六月初に日本人青年ベルシヨールをつれて府内を出発した...
和辻哲郎 「鎖国」
...日本人ベルシヨールと共に説教した...
和辻哲郎 「鎖国」
...ダルメイダはこのダミヤンとベルシヨールと一老人信者とをつれ...
和辻哲郎 「鎖国」
...ベルシヨール・デ・フィゲイレド...
和辻哲郎 「鎖国」
...ダルメイダは日本人イルマン・ベルシヨールをつれて志岐に行き...
和辻哲郎 「鎖国」
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